
「魔法少女まどか☆マギカ」のように一見すると、ハートフルな魔法少女系萌えアニメと思いきや、実はハートフルボッコなシリアス過ぎる鬱展開の魔法少女系、変身少女系などの戦闘美少女アニメ作品を主にまとめています。一部、魔法少女系、変身少女系には含まれない特殊な設定(異能力バトル・人外なヒロイン)の戦闘美少女アニメを含みます。鬱アニメの代表的な作品がそろっています。
魔法少女、戦闘美少女アニメのフォーマットのダークファンタジー・鬱アニメが大人気に
魔法少女、戦闘美少女系萌えアニメの体裁・フォーマットを利用しながらも、重苦しい雰囲気や悲劇的展開により、ストーリー全体がシリアスなトーンで進行しているのが特徴で
・人間の残酷な心理や内面をえぐった表現(人間の心の闇や負の側面を強く描き出す)
・予定調和的なハッピーエンドを嫌った展開(結末が悲劇的なバッドエンド方針)
・過激な戦闘とグロテスクな描写(怪奇、ホラーの味付けの強い作品)
・極端な男女差別や暴力、迫害など現実の醜汚を世界観に反映させている
これらのハードな要素によって、あまりにも主人公をはじめとする登場人物にとって過酷で不条理な世界観を持つ鬱展開すぎるアニメ作品を今回まとめています。
一般的な魔法少女のイメージに反してダーク・ファンタジーの作風を持つ作品『魔法少女まどか☆マギカ』と『結城友奈は勇者である』、魔法少女によるバトルロイヤル要素を組み込んだダークファンタジー作品『魔法少女育成計画』、サイコスリラー要素を盛り込んだダークファンタジー作品『魔法少女サイト』は典型例になります。
『魔法少女特殊戦あすか』 2019年1月放送予定。鬱展開のダークファンタジー。

『魔法少女特殊戦あすか』 鬱展開の魔法少女アクション。残酷描写も多いシリアスでハードな展開。2019年1月放送。
人類の救世主となり“伝説の五人(マジカル・ファイブ)”と呼ばれた魔法少女達は、運命に翻弄されながらも懸命に現在(いま)を生きる…。
『魔法少女特殊戦あすか』は、深見真原作・刻夜セイゴ作画・田村尚也軍事設定協力による日本の漫画作品。『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2015年Vol.07から連載中。
テレビアニメ『魔法少女特殊戦あすか』は、2019年1月より毎日放送『アニメイズム』B2枠ほかにて放送中。戦闘において残酷描写、人体破壊描写などのグロシーンも描かれるシリアスでハードな展開の魔法少女アクション。鬱ファンタジーアニメ。
【物語】人間界が異世界 地冥界(ディスアス)の侵攻に遭い、別の異世界 精霊界(フェアト)各国の軍事同盟である精霊環境条約機構の軍事支援を受けて誕生した魔法少女達の活躍により、地冥界を撃退した大戦 ディストニア戦争から3年が経っていた。しかし、人間界は平和になった訳ではない。異世界との接触は、ディストニア戦争を戦い生き残った魔法少女以外にも魔女や魔術師を生み出し、人間界はそれらを取り込んだ新たな軍事バランスが生じている。ディストニア戦争を生き残った魔法少女 伝説の五人(マジカル・ファイブ)の面々もそういう状況とは無縁では居られず、自国の軍隊に所属するなどしている。

地冥界(ディスアス)を撃退した大戦「ディストニア戦争」において人類の救世主となり“伝説の五人(マジカル・ファイブ)”と呼ばれた魔法少女達。ラスボスを倒す過去の回想シーン(第1話)。
「大鳥居 あすか(おおとりい あすか) / ラプチャー☆あすか」は、本作品の主人公で、大戦終結時のマジカル・ファイブのリーダー。魔法少女となったことから、ディスアスに両親を惨殺されている。
大鳥居あすかはマジカル・ファイブのリーダーだったが、ディスアスとの戦いに精神的に疲弊し、戦後は引退状態となっていた。しかし、高校の友人 羽田紗綾子が目の前でテロリストの襲撃に巻き込まれ、否応なしに魔法少女として戦うことになる。戦いの後も魔法少女として戦うことに消極的だったあすかだが、ディストニアと結び付いたテロ組織 バベル旅団の暗躍により、同じマジカル・ファイブである夢源くるみや高校の友人 牧野希美ら身近な人間が巻き込まれるようになり、義父 飯塚に誘われていた陸上自衛隊特殊作戦群の魔法少女特殊戦開発部隊 M班への参加を決意する。
『魔法少女特殊戦あすか』の主人公の「大鳥居あすか」とは
3年前のディストニア戦争で勝利し、生き残った“伝説の五人(マジカルファイブ)”の1人。戦争中に心に傷を負い、いまは荒事から離れた生活を送っているが・・・・・・。
『魔法少女特殊戦あすか』は、「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で連載中のマジカルミリタリーアクション。21世紀、地冥界(ディスアス)から侵攻する謎の生物・冥獣王(ディスビスト)に苦しめられた世界が舞台で、人類を勝利に導いた「伝説の五人(マジカル・ファイブ)」と呼ばれる魔法少女たちのその後を描く。
KADOKAWAanime『魔法少女特殊戦あすか』第1弾PV
『魔法少女特殊戦あすか』 2019年1月からTVアニメ放送開始!
◆INTRODUCTION
伝説。神話。魔法――。科学の発展とともに忘れ去られた、もう一つの世界と、人類はついに邂逅を果たす。だが、その再会は幸福なものではなかった。
地冥界より侵攻する化け物は、現用兵器の多くを無効化し、人類の運命は風前の灯火と思われた。
だが同じく地冥界に苦しめられていた、精霊環境条約機構の助けにより、人類は起死回生の一手を手にする。
魔法少女である。
強大な魔力を手にした少女たちは、心身に多くの傷を負いながらも、人類を勝利に導き、ついに大戦を終結させる。
しかし、それさえも、新たな戦いの始まりに過ぎなかった。国際犯罪、無差別テロ、内戦、紛争……。
魔法少女の戦いは終わらない――
(C)深見真・刻夜セイゴ/SQUARE ENIX・「魔法少女特殊戦あすか」製作委員会
『魔法少女まどか☆マギカ』 魔法少女系の体裁の過酷な鬱展開すぎるダークファンタジーの原点
『魔法少女まどか☆マギカ』はシャフト制作による日本のテレビアニメ作品。2011年1月から4月まで毎日放送 (MBS) ほかで深夜アニメとして放送された。全12話。略称は「まどか」、「まどマギ」。
「まどマギ」は『ひだまりスケッチ』の蒼樹うめ氏のキャラクター原案による可愛いらしいキャラクター、『さよなら絶望先生』などの制作に参加した劇団イヌカレー による幻想的な映像(カットアウトアニメーション)、そして虚淵玄氏の描くハードなストーリー展開が特徴。
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。ある日、夢の中でひとりの少女と出会った鹿目まどかの前に、その少女にそっくりな暁美ほむらが現れる。
願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人類の敵と戦うことになった少女たちに降りかかる過酷な運命を、優れた魔法少女となれる可能性を持ちながらも傍観者として関わることになった中学生・鹿目まどかを中心に描く。本作はすでに類型が確立している魔法少女ものというジャンルに新たな切り口を導入することを意図した作品であり、題名に魔法少女を冠してはいるが、いわゆる魔法少女ものというよりも魔法少女をモチーフにしたダーク・ファンタジーとしての作風が色濃い。
『魔法少女まどか☆マギカ』はシャフト制作による日本のテレビアニメ作品。2011年1月から4月まで毎日放送 (MBS) ほかで深夜アニメとして放送された。
『魔法少女育成計画』 黒幕に翻弄される魔法少女たちの悲劇・グロ要素もあり。
『魔法少女育成計画』(まほうしょうじょいくせいけいかく)は、遠藤浅蜊による日本のライトノベル。テレビアニメ「魔法少女育成計画」は、2016年10月より12月までAT-X・TOKYO MX・BS11にて放送された。原作第1巻のストーリーを元に、それに関連する登場人物の短編(内容は原作第4巻、『魔法少女育成計画episodes』)を入れるなどの再構成が行われている。また、原作には存在しないラ・ピュセルvsクラムベリーの詳細な戦闘内容が描かれている。
魔法少女になるための選抜試験は「脱落者は命を奪われる」死のサバイバルゲームであることが発覚し、生き延びるために協調を訴える者、他者を蹴落とさんと暗躍する者、自らを犠牲に隣人を守る者、様々な思惑が絡み合い、魔法少女同士による殺し合いが始まる。
【概要】魔法少女であるために、騙す、出し抜く、奪い合う。魔法少女としての資格を失うのは、一週間に一人。リスクを孕んだ、理不尽なゲームに囚われた16人の魔法少女は、黒幕の意図に翻弄されながらも、自分が魔法少女であり続けるために策を練る。特殊な環境下での感覚の麻痺。しかし、その中で魔法少女たちはそれぞれの想いを持って、この理不尽な椅子取りゲームを受け入れていく…。

スノーホワイト / 姫河小雪(ひめかわ こゆき)とリップル / 細波華乃(さざなみ かの)の2名が死のサバイバルゲームを生き残った。
スノーホワイト ( 姫河小雪)は本作で描かれたN市での選抜試験では他の魔法少女に守られ続ける形で生き残る。リップル ( 細波華乃)はスイムスイムを倒して生き残る。
↓以下は、物語の根幹に関わる重要なネタバレ。閲覧注意でお願いします。
本来、各地で行われる魔法少女になるための選抜試験において、不合格だったものは魔法少女の記憶と資格を消されて元の生活に戻されるだけであり、決して死ぬことはない。
ところが一部の邪悪な試験官は魔法少女候補生同士による殺し合いを前提とした試験を勝手に行っていた。合格者の記憶の書き換え、試験中の死者を事故死として処理などの隠蔽工作で長らくそれらの不正な試験は魔法の国に露見していなかった。
今回の物語の舞台であるN市の試験では、黒幕の電脳妖精タイプのマスコットキャラクターの「ファヴ」と「森の音楽家クラムベリー」が共謀して死のサバイバルゲームを勝手に行っていたことが最終回で明らかになる。
主人公の「スノーホワイト / 姫河小雪」とスイムスイムとの激闘に勝った「リップル / 細波華乃」がすべての決着をつける。
「魔法少女まどか☆マギカ」同様に黒幕はマスコットキャラクターだった。
TVアニメ『魔法少女育成計画』プロモーション映像
2016年3月24日にテレビアニメ公式サイトがオープン、2016年10月2日より放送開始。
『終末のイゼッタ』 第二次世界大戦時のヨーロッパに酷似した世界を舞台とするファンタジー。
『終末のイゼッタ』(しゅうまつのイゼッタ)は、亜細亜堂制作による日本のテレビアニメ作品。2016年10月から12月までAT-X、TOKYO MX、サンテレビ、BS11にて放送された。
イゼッタはゲルマニア帝国の手により捕らえられ「最高軍事機密」としてカプセルで眠らされ輸送されていたが、囚われたフィーネとともに移送中に輸送機のなかで覚醒。フィーネと再会することとなる。
【物語】エイルシュタットの公女フィーネは、軍事大国ゲルマニアによる侵略を未然に防ぐため、2人の護衛と共に身分を隠して列車に乗り、隣国ヴェストリアでの秘密会談へと向かっていた。しかし、車内で臨検を行なっていたゲルマニアの憲兵に素性がばれて追い詰められてしまう。 ゲルマニアの輸送機から脱出したフィーネとイゼッタは、国境を越えてエイルシュタットに戻ろうとするが、ゲルマニアのエースパイロット・バスラー大尉の編隊に発見されてしまった。イゼッタはフィーネを守るため、祖母の言いつけを破り、魔女の力を使うことを決意する。
↓以下は、物語の根幹に関わる重要なネタバレ。閲覧注意でお願いします。
イゼッタはゼルン回廊においてゲルマニア側の魔女であるゾフィー(その正体は、伝説の存在の「白き魔女」のクローン)と遭遇。彼女との戦闘の末に敗北・捕縛されてしまう。捕縛後はハンス達の救援でその場から助けられるが、負傷から満足に体も動かせない身となる。
最終決戦では、イゼッタは世界から魔女という存在をなくすためにレイラインに蓄えられていた全ての魔力を吸い上げて放ち、ゲルマニア側の魔女・ゾフィーと共に姿を消した。
フィーネはイゼッタの最期には人目を憚らず号泣していたが、終戦から3年後には、生存し密かに匿われていた車椅子に乗ったイゼッタの元を訪れている。
イゼッタは下半身不随のような後遺症は残っているようですが死亡はしていなかった。記憶喪失になっているかどうかは不明。宇宙の騎士テッカマンブレードのようなラスト。
松竹チャンネル「終末のイゼッタ」PV第五弾
2016年10月から12月までAT-X、TOKYO MX、サンテレビ、BS11にて放送された。
1939年のヨーロッパ。中欧の専制国家・ゲルマニア帝国は欧州の覇権を握ろうと周辺諸国に侵攻を開始。数多の近代兵器を駆使する強大な軍事力によって版図は拡大された。1940年、アルプスに抱かれた小国・エイルシュタット公国にも侵略の矛先が向けられた。国家存亡の危機に若き公女・フィーネと若き魔女・イゼッタが立ち上がる。
©終末のイゼッタ製作委員会
『結城友奈は勇者である』 勇者は戦いの果てに体の機能を失っていくという生き地獄を味わう宿命にある。

『勇者であるシリーズ』第1期『結城友奈は勇者である -結城友奈の章-』・第2期『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-』
結城友奈(ゆうきゆうな)は朝起きて、支度して、学校へ行き、授業を受けて、部活して、友達と遊んで…。そんな普通の日常を過ごしている中学2年生。あえて特殊な点を挙げるなら、彼女の所属する部活は「勇者部」。その活動内容は…。
第1期『結城友奈は勇者である -結城友奈の章-』は2014年10月より12月までMBSほか『アニメイズム』B2枠にて放送された。第2期『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-』は2017年10月より2018年1月まで『アニメイズム』B1枠にて放送された。
作品のジャンルは「変身ヒロインモノ」「新・日常系」であるとしており、序盤では明るい少女たちが楽しく戦いながら四国を守る日常が描かれ、いわゆる日常系作品のような作風で描かれるが、登場人物やそれを見ている視聴者を絶望に追い込んでいく状況も盛り込まれ、日常の尊さに共感するのではなく痛感するという方向性が指向されている。

『結城友奈は勇者である -結城友奈の章-』第8話「神の祝福」に登場する乃木園子。「瀬戸大橋跡地の合戦」で20回もの満開と散華を繰り返した代償で、日常生活が困難になるほど身体の機能を失っている。
乃木園子とは
先代の勇者。日常生活が困難になるほど身体の機能を失っており、その体で友奈と東郷に伏せられていた勇者の真実を伝える。『結城友奈は勇者である -結城友奈の章-』第8話「神の祝福」は『鷲尾須美は勇者である』最終話の発売直前に放送されたため、原作に先駆けて明かされた彼女の救いのない惨状は多くの視聴者に衝撃を与えた。
散華とは
友奈達に隠されていた勇者システムと満開の真実。 勇者は満開を使用すると『散華』と呼ばれる現象を起こして身体の機能の一部を損失する。 どの身体機能を失うのかは実際に散華するまでわからない。しかも、散華の度に増える精霊によって、勇者は死ぬ事ができなくなる。 つまり、勇者は戦いの果てに体の機能を失っていくという生き地獄を味わう宿命にあるのである。
結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章- <第3章>「やくそく」 予告編
『結城友奈は勇者である』の2年前に当たる神世紀298年の出来事を描いた前日譚である。
■「結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-」作品概要
結城友奈の章へと至る、小さな勇者たちの物語
これは三人の勇者の物語。神に選ばれた少女たちのおとぎ話。
いつだって、神に見初められるのは無垢な少女である。
そして多くの場合、その結末は――。
三ノ輪 銀の最期
神世紀298年7月10日、初めて複数体のバーテックスが襲来する。これを迎え撃った3人の的確なチームプレイで序盤の戦局は優勢であったが、3体目の出現と同時に3体の知性ある連携攻撃で須美と園子が負傷し、戦闘不能になってしまう。やむなく2人を戦線離脱させた彼女は、単身3体のバーテックスに立ち向かい、死闘の末に撤退させることに成功するが、自身も右腕を失うほどの致命傷を負い、敵が去っていった方を睨みつけたまま立ち往生を遂げる形で死亡した。
『魔法少女サイト』 かなり鬱展開すぎる魔法少女モノ。グロ要素あり。

「魔法少女サイト」 魔法のステッキは使用すると寿命が縮む。全話が非常にハード、魔法少女系最強の鬱アニメ。
学校ではいじめられ、兄からは虐待を受けている中学2年生の彩。彼女はある日、不気味なウェブサイト「魔法少女サイト」と出会い、魔法のステッキを手に入れる。彩は魔法の力を手に入れたことで、同じくステッキを持つクラスメイトの奴村露乃、そしてほかの“魔法少女"とともに、苛烈な運命に巻き込まれてしまう。
「魔法少女サイト」における魔法少女とは
魔法少女サイトから与えられたステッキを手にし、魔法を使う少女たちのこと。魔法少女は魔法を使う際には髪や瞳の形が変化し、目や口などからわずかに出血する。魔法を使用するたびに寿命が減り、それにつれて左手首や首筋などの身体の一部に浮かんだ紋章が少しずつ消えていき、完全に消えると命を落としてしまう。
朝霧彩(あさぎり あや)は極度の引っ込み思案だが、誰よりも心優しい性格の持ち主。
学校ではクラスメイトからのひどいいじめ、家庭では兄からの虐待に苦しむ女子中学生の朝霧彩。どこにも居場所がなく、「死にたい」と願う毎日を過ごしていた彩。

朝霧彩と奴村露乃(やつむら つゆの)はサイト管理人・漆(なな)と戦う
『魔法少女サイト』における「サイト管理人」は、朝霧彩のようにいじめや虐待に苦しむ少女、奴村露乃のように家族を殺され、心に暗い影を落とした少女などといった不幸の境遇に見舞われる少女たちに魔法のステッキを配布する謎のwebサイト『魔法少女サイト』を運営している謎の存在。 第11話にて、サイト管理人の正体は命を落とした元魔法少女であると判明する。© 佐藤健太郎(秋田書店)/「魔法少女サイト」製作委員会
【必見動画】avex pictures:TVアニメ「魔法少女サイト」ダイジェスト第2弾
2017年9月8日発売のコミックス第7巻にてテレビアニメ化を発表。2018年4月より6月まで毎日放送『アニメイズム』B2枠ほかにて放送された。
TVアニメ『魔法少女サイト』第1話~第10話のダイジェストPVです。
©佐藤健太郎(秋田書店)/「魔法少女サイト」製作委員会
『selector infected WIXOSS』 バトルに参戦した少女たちの鬱展開な人生ドラマ

「selector infected WIXOSS」(セレクター・インフェクテッド・ウィクロス) タカラトミーより販売されるカードゲーム“WIXOSS”を題材にしたTVアニメ。
都会に引っ越してきてから、友人もなくただ日々を特に不満もなく過ごしていた女子中学生「小湊るう子」。そんな「るう子」を気遣う祖母をみかねて、兄がるう子に買い与えたものは、中高生の男女を中心に人気のWIXOSS(ウィクロス)というカードゲームであった。渡されたカードゲームを開け、中に入っていたある1枚のカードを見ると、カードの中に描かれた少女が突然動き出した。不思議に思う「るう子」をよそに、その少女は「るう子」にバトルがしたいと言い続ける。その少女の事をタマと名付けつつ、不思議な事態に困惑している彼女の前に、るう子の事をセレクターと呼ぶ、同級生の紅林遊月からカードバトルを挑まれる。タマは一体何者なのか?セレクターとは?
一般的なカードゲームアニメとは異なり、試合内容の描写にはあまり比重が置かれておらず 、特別なカード「ルリグ」を操る「セレクター」に選ばれた少女を中心とする登場人物の人間ドラマ、及び鬱展開が主な見どころとなる。
セレクターバトルに参戦した少女たちが互いに傷付け合った挙句、手痛い代償を払わされ人生を崩壊させていく様子を容赦なく描いている
2014年4月放送アニメ「selector infected WIXOSS」アニメジャパン特別PV公開
第1期は『selector infected WIXOSS』のタイトルで、2014年4月から6月まで放送された。ワーナー・ホーム・ビデオとしては初のオリジナルアニメとなる。
女子中高生の間で大流行しているTCG『WIXOSS』。しかし、実はその中でも特別な「ルリグ」のカードを持つ者は「セレクター」と呼ばれ、普通の人間には気づかれないフィールドでカードバトルを繰り広げている。そのバトルに勝ち続ければその胸に秘めた願いを叶えることが出来る「夢限少女」になれるという都市伝説が信じられていた。
第2期は『selector spread WIXOSS』のタイトルで、2014年10月から12月まで放送された。
↓以下は、物語の根幹をなすネタバレのため、閲覧注意。
夢限少女の正体は、すなわち「願いを叶えられる自分」とはルリグそのもののこと。
願いを叶えるための「条件」が満たされると、セレクターの身体にそれまで使っていたルリグが憑依する。
ルリグが憑依して人格が変わる事が、「願いが叶えられる自分になる」ことの真相である。
ではセレクター自身の意識はどうなるかと言うと、ルリグと入れ替わりにカードに封印され、新しいルリグになる。
そしてルリグとなった者はとにかく人間の身体に戻りたいため、新たな犠牲者(セレクター)を生もうとするのである。
不幸しか生まないシステムだった。
『幻影ヲ駆ケル太陽』 異能力バトル系の過酷なダークファンタジー

「幻影ヲ駆ケル太陽」 エレメンタル・タロットの力を行使して戦う4人の少女たちの辛く過酷な戦いの日々。
4人の少女たちがタロットカードの力を使って悪と闘うアクション。伯父夫婦と従姉妹の4人で暮らしていた太陽あかり。ある夜、魔物に襲われた彼女は“セフィロ・フィオーレ”という訓練施設に連れて来られ…。
タロットカードを主軸にした、少女達の戦いと葛藤を描く魔法少女もので、デフォルメの強い作画からダークな話が展開されていく。
人々を化け物「ダエモニア」にしてしまうタロット「ディアボロス・タロット」とそれに対抗するタロット「エレメンタル・タロット」を扱う少女の戦いを描いた作品。ダエモニアとなってしまった人を元に戻す手段は無く、救うには殺すしかない。メインキャラの親しい人物が巻き込まれる場面もあり、全体的にハードでシリアスな作風である。
アニプレックス:TVアニメ「幻影ヲ駆ケル太陽」PV
2013年7月から放送開始。全13話。
今は亡き母親の影響で、タロットカードに夢中な中学生太陽あかりは従姉妹の一家と平和な日々を送っていたが、ある時不思議な異空間に巻き込まれ、不気味な怪物と対峙することになる。
自らが怪物「ダエモニア」と戦わねばならない、タロットカードを司る22の血族の一人であることを知ったあかりは仲間とともに過酷な戦いに突入し、運命に立ち向かっていく。
『悪魔のリドル』 百合系学園暗殺バトルロイヤル。

「悪魔のリドル」 クラスメイトは全員暗殺者。女子高生VS女子高生の儚くも美しい暗殺バトルロイヤルアクションアニメ
舞台となるミョウジョウ学園10年黒組は、たったひとりの標的(ターゲット)とそれを狙う女子高生暗殺者12人で構成されていた。ひとり命を狙われながらも必ず生きて卒業すると誓う一ノ瀬晴。彼女が標的だと気づきつつも、距離が縮まるにつれ、晴がもつあたたかさに次第に惹かれていく東兎角。クラスメイトが刃を剥くとき、兎角は晴の守護者として立ち向かうのか、それとも……?
暗殺者だらけのクラスに放り込まれた少女・一ノ瀬晴と、暗殺者として送り込まれながら彼女を守ることを選んだ少女・東兎角を中心に巻き起こる13人の女子高生による戦いを描く。
TVアニメ「悪魔のリドル」PV
Newtypeがおくる女子高生VS女子高生!
学園バトルロイヤルアクション!
2014年4月アニメイズムほかにて放送
『BLOOD-C』 衝撃的なバッドエンドで有名な作品。グロ要素非常にあり。

「BLOOD-C」 後半になるにつれて強烈にグロテスクなシーンの応酬が増えていく。物語の舞台は黒幕が仕立てた実験場だった。衝撃のラスト。
私立三荊学園に通う高校2年生・更衣小夜。『古きもの』と呼ばれる、人を遥かに凌ぐ力を持ち、人を喰らうモノを狩ること――。『古きもの』を唯一倒すことができる小夜は、人を『古きもの』から守るため、大好きな父親のため、浮島神社に伝わるという御神刀を手に独り、戦う。果たして小夜に待ち受ける運命とは!?
テレビアニメ版の物語は当初、日中は学校に通いつつ、人知れず人間を襲う怪物〈古きもの〉と戦い続けている主人公の少女を中心とした構図で描かれるが、実はこの構図は虚構である。物語の舞台となっている田舎町そのものが「黒幕」の人間によって仕組まれた実験場であり、そこに現れる怪物及び虚構に参加する街の住人達は黒幕の元で操られる存在で、主人公は偽りの記憶を与えられた「人間ではない存在」である。実験場である街は、人間とそれを捕食する〈古きもの〉、そして本来は〈古きもの〉を糧とする存在であった主人公の3者の捕食関係を観察するための、人為的な箱庭である。視聴者にはそのことがテレビアニメ版の終盤まで伏せられている。
劇場版『BLOOD-C The Last Dark』ロングバージョンPV
全12話のテレビアニメが2011年7月から9月まで、MBS・TBS・CBCおよび熊本放送で放送された。
劇場用アニメ『BLOOD-C The Last Dark』が2012年6月2日に封切られた。
↓以下は、物語の根幹をなすネタバレのため、閲覧注意。
実は更衣というのは偽名(他の登場人物も大体は偽名)で、元々はどこか別の場所で戦っていた「古きものを糧とする」人型の古きもの。文人に拉致され実験材料となり、「人間を守ることを義務とする」人格と偽の記憶を植え付けられたのが劇中の小夜であった(つまり人間を守るというのは本来の「小夜」の意思ではない)。結局第11話での「メインキャスト」の裏切りを契機に本来の人格を取り戻したが、第12話の決戦で左目を失った。
『GUNSLINGER GIRL』 戦う少女たちは絶えず死と向き合う鬱展開になっている。

「GUNSLINGER GIRL」(ガンスリンガーガール) 略称は「ガンスリ」。肉体改造を施された少女たちが暗殺などの仕事に従事する様を描く。
舞台はヨーロッパ。ある国の公益法人、社会福祉公社では“国のための仕事”と称し、様々な理由で少女たちが集められた。その少女たちは「条件付け」を施され「義体」として「暗殺」などの仕事に利用されていた。少女たちにはそれぞれを管理する諜報官の男たちいて、少女たちを管理・命令し、戦わせるのであった。
「義体」少女達の萌え要素が盛り込まれてはいるが、話の内容はかなりシリアスである。「義体」達は任務中に殺されるか、「薬」の副作用でボロボロになって死ぬかという運命にあるため、絶えず死と向き合う展開になっている。
GUNSLINGER GIRLの第二シーズン『GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-』 (ガンスリンガー・ガール イル・テアトリーノ) OP曲「たった一つの想い」
ヘンリエッタと死んだ妹が重なり苦しむジョゼ
義体でありながら生身の人間に負けたことに悩み苦しむトリエラ
理想と現実の矛盾にもがきあがくフランカ
トラウマを抱え、殺し屋である自分に疑問を持ち始めるピノッキオ
絡まった糸のように、登場人物たちの過去や想いがもつれていく・・・
そして、トリエラとピノッキオの因縁の行方は果たして・・・
『アカメが斬る!』 中世的なSF要素を織り交ぜたダークアクションファンタジー

「アカメが斬る!」 我等全員、殺し屋稼業。容赦なきダークファンタジー
闇に生きる非情の殺し屋集団・ナイトレイドが、腐った悪を斬り刻む! 帝国の圧政によって苦しむ村の少年剣士・タツミは、旅の途中で殺し屋集団「ナイトレイド」の一員である赤目の少女・アカメと出会う。そして仲間達と共に、腐敗した帝国に立ち向かう。中世的なSF要素を織り交ぜたダークアクションファンタジー。
ゲストはおろかメインキャラクターでさえ容赦ない死を迎える過激で凄惨な描写が多い。
TOHO animation チャンネル『アカメが斬る!』本PV
2014年7月から12月にかけてTOKYOMX、AT-XおよびBS11、さらには毎日放送にて放送。
関連まとめ


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