
ディストピア系近未来SFアニメの傑作『PSYCHO-PASS サイコパス』(第一期から第2期まで)で描かれた主要キャラの死亡シーン(人体破壊描写)や残虐な虐殺シーンや猟奇事件などのグロテスクな映像、鬱展開すぎるトラウマシーンを振り返ってみましょう。犯罪係数が高い「潜在犯」を排除する武器・ドミネーターによる残酷描写だけでなく、数々の猟奇殺人事件の陰惨なシーンもかなりグロテスクです。
公安局刑事課三係による青柳璃彩と民間人の虐殺劇

『PSYCHO-PASS サイコパス 2』(第2期)第4話「ヨブの救済」 大虐殺が描かれた。アニメ史に残る壮絶な鬱展開。シビュラシステムを基盤とした社会の欠陥が明らかに。
PSYCHO-PASS サイコパス 2 第4話「ヨブの救済」
青柳璃彩は、『PSYCHO-PASS サイコパス 2』(第2期)で鹿矛囲桐斗が起こした立てこもり事件に巻き込まれる。この立てこもり事件で彼女は監視官として犯罪者と懸命に戦うが、立てこもり犯を追い詰めた直後、この一連の騒動により自身の犯罪係数が上昇してしまい、公安局のドミネーターにより射殺されてしまいます。
この立てこもり事件では、彼女以外にも巻き込まれた民間人が数十人おり、その人々全員が犯罪係数が上昇してしまい、彼女と同じ最期と辿ることになりました。
三係は、無罪である青柳璃彩や民間人をシビュラシステムに従い殺害してしまう作品の核心に迫る有名なシーン。
強襲型ドミネーターは、公安局の新兵器とされる上記の拳銃型より大型のドミネーター。長い銃身やスコープ、二脚があるなど、狙撃銃に近い形状をしている。正式名称は不明。2期第4話で禾生の命を受けた三係が、現場に初投入した。
執行対象の犯罪係数が300を超えるとエリミネーターが発動して変形する点は拳銃型と同じだが、対象者との間に障害物が存在しても犯罪係数を測定・執行できるため、建物に潜伏する執行対象者を外部から狙撃できる。しかし、狙撃手が確認できる情報は犯罪係数だけであり、執行官が監視官に銃口を向けても警告されない。そのため、2期第4話で須郷が使用した際には現場で犯罪係数が最高値になっていた青柳を執行対象として選択し、執行することになってしまった。

青柳璃彩は、犯罪係数がリーサル判定値である343.7まで上昇。新型の「強襲型ドミネーター」をエリミネーター・モードで執行され死亡した。
人と法を守るために
青柳璃彩は、犯人・美馬を倒そうとしたものの、サイコハザードにより犯罪係数がリーサル判定値である343.7まで上昇。結果、部下である須郷の手で新型の「強襲型ドミネーター」をエリミネーター・モードで執行され死亡した。
サイコハザードは、不健全な精神を持つ人間や状況による影響で、周囲の人間のサイコパスが悪化してしまう現象。そのため、この現象によってサイコパスが基準値以上に悪化した者は、社会から隔離されてセラピーを受けることになる。今回は、青柳璃彩と被害者である民間人たちがサイコハザードによって、犯罪係数がリーサル判定値まで上がってしまった。
黒幕の鹿矛囲桐斗は、密室内での暴虐行為による深刻なサイコハザードを引き起こし、その場におびき出された監視官の青柳璃彩を含む人質全員の犯罪係数を上昇させ、禾生局長(=シビュラシステム)の命により駆け付けた公安局三係の手で全員執行(ドミネーターのエリミネーターモードで殺害)させてしまう。

青柳璃彩と被害者である民間人たちがサイコハザードによって、犯罪係数がリーサル判定値まで上がってしまったため、虐殺されてしまう。
《犯罪係数322 執行モード リーサル・エレミネーター》 被害者であった無実の民間人たちは、犯罪係数が高い数値になっていた…。
ドミネーターは、対象の犯罪係数が300を超えると排除の判断が下され、対人抹殺モードのエリミネーター(殺人銃/リーサル)に切り替わる。民間人たちの犯罪係数は322といった高い数値に上がっており、犯罪係数300の基準値を超えていたため、全員が抹殺の執行対象になってしまった。

サイコハザードで犯罪係数が上がった無実の被害者が、解放されると同時に公安三係に虐殺されていく(破裂死する)という地獄絵図。
エレミネーターによる無実の民間人の虐殺!
王陵璃華子(おうりょう りかこ)による女子高校生の猟奇殺人事件(女子生徒の標本化した遺体)

『PSYCHO-PASS サイコパス』第6話から第8話 標本化されたアートのような女子生徒の死体。王陵璃華子(おうりょうりかこ)によるオブジェに加工して公園へ晒すという猟奇殺人事件が続いた。
王陵璃華子(おうりょう りかこ)は、第6話から第8話に登場した連続猟奇殺人犯の少女。才色兼備で社交的な性格から、女子生徒たちにとっては憧れの存在であるが、霜月には「時々別次元を見るような目をしているので怖い」と思われていた。ウィリアム・シェイクスピアの『タイタス・アンドロニカス』のような残酷な悲劇を好み、「父の意思を継ぐ」という強い想いからも、肉体加工された女性の絵を描いている。
自分に心酔する同学園の女子生徒2名と大久保葦歌(おおくぼ よしか)、そして葦歌と美佳の幼馴染の川原崎加賀美(かわらざき かがみ)を殺害し、槙島の協力を得て彼女たちの死体にプラスティネーション処理を施し、オブジェに加工して公園へ晒すという猟奇殺人事件を起こす。
それらのオブジェは美しく高い完成度を持ちながら、標本事件のようなメッセージ性やオリジナティが欠けていることを狡噛に見抜かれ、父の作品との類似性から犯人として特定されることにつながる。
第1期において計測・表示された最高値の犯罪係数472を叩き出し、狡噛による執行寸前に逃亡した。しかし槙島にはすでに失望されており、手引きされた泉宮寺によって秘密裏に殺害され、遺骨は彼の嗜好品であるパイプへ加工される。

王陵璃華子(おうりょうりかこ)に殺害された桜霜学園の生徒。オブジェに加工して公園へ晒す。標本化した遺体で発見された(『PSYCHO-PASS サイコパス』第6話)。
標本事件(ひょうほんじけん)は、3年前に起こった未解決事件。殺害して解体した死体を特殊な薬剤でプラスティネーション加工し、公衆に晒した連続猟奇殺人事件。実行犯は桜霜学園の元教員である藤間幸三郎だが、プラスティネーション用の薬剤の製作者は別に存在しており、狡噛慎也(こうがみ しんや)は独自にこの事件を捜査し続け、黒幕の槙島聖護(まきしま しょうご)に行き着いた。

2014年7月26日に発生した「佐世保女子高生殺害事件」の影響により『PSYCHO-PASS新編集版』第4話が放送中止され、第5話が繰り上げ放送となった。
桜霜学園の生徒が標本化した遺体で発見された(『PSYCHO-PASS サイコパス』第8話)。
佐世保女子高生殺害事件(させぼじょしこうせいさつがいじけん)は、2014年7月26日に長崎県佐世保市で発生した殺人事件である。被害者は佐世保市の公立高校に通う女子生徒であった。遺体が発見されたマンションに住む、同級生の女子生徒が緊急逮捕された。逮捕容疑は、被害者を自宅マンションにて後頭部を鈍器のようなもので数回殴り、ひも状のもので首を絞めて殺害した疑い。長崎県警察によると、遺体は首と左手首が切断されていた。
常守朱の友人の船原ゆきが朱の目の前で槙島に殺される。

『PSYCHO-PASS サイコパス』10話から11話 常守朱の友人の船原ゆきが朱の目の前でドミネーターで裁けない槙島に喉首を切られて殺される。『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズ屈指の胸くそ悪い死亡シーン。
槙島聖護が朱の前に姿を現す。槙島は凶悪犯でありながらシビュラにその犯罪動向に見合った犯罪係数が計測されることのない、免罪体質と呼ばれる特異な体質を持っていた。朱は目の前で槙島に親友を殺害されながら、ドミネーターでは確保も射殺もできず、逃亡されてしまう。
常守朱の友人の船原ゆきが朱の目の前で槙島に喉首を切られて殺される。
船原ゆきは、10話では槙島聖護と泉宮寺豊久が狡噛慎也を試し狩るための餌として就寝中に彼らに拉致され、狡噛と共に60年前に廃線・放棄されていた地下鉄銀座線構内を逃げ回る。11話では救助に駆けつけた朱の目の前で槙島に喉首を切られて殺される。
槙島は、朱に対して実弾の銃を渡しており、犯罪係数の上がらない自身をドミネーターで裁けないのであれば、実弾の銃を使ってみろと脅す。朱は最期まで槙島を殺すことができなかった。
常守朱「ゆき!」
槙島聖護「残念だ…とても残念だ常守監視官!君は僕を失望させた…だから罰を与えなくてはならない!己の無力さを後悔し絶望するがいい…!!」
ドミネーター『犯罪係数・0…執行対象ではありません』
船原ゆき「いやあああああああ!!」
常守朱「やめてぇええ」と常守朱が泣き叫ぶ中、槙島聖護は無表情のまま船原ゆきの喉をかききった。
槙島聖護はその場から歩き去り、朱は呆然と崩れ落ちる。
虚淵玄氏によると、槙島聖護は最後には剃刀で命を摘むことに拘りを持っているとのこと。
鹿矛囲桐斗の真実

PSYCHO-PASS サイコパス 2 第8話「巫女の懐胎<AA>」 鹿矛囲桐斗は、飛行機の墜落事故に遭って、自分以外の同期生184名の遺体のパーツを継ぎ合わされて生存した、多体移植手術の被験者だった。
鹿矛囲桐斗は、小学生の頃に修学旅行で搭乗していた飛行機の墜落事故に遭って重傷を負うが、自分以外の同期生184名の遺体のパーツを継ぎ合わされて生存した、多体移植手術の被験者だった。しかしその結果、シビュラシステムからは生きている人間ではなく「継ぎ合わされた死体」あるいは「複数の人間の集合体」と認識されることになり、サイコパス判定の対象から外され、その結果として社会全体から阻害されてしまうという経歴を持っていた。鹿矛囲は自らをこのような目に陥れた人物とシビュラシステムを裁くために数々の犯罪を計画、実行していたのだった。
鹿矛囲桐斗の執刀医の枡嵜葉平(ますざき ようへい)医師『彼は言っていた。7人の脳を含む184人の肉体と人格的存在。それが 自分という人間だと』
枡嵜葉平(ますざき ようへい)医師『彼は生きた。サイコパスを一切測定されない存在となって。そう、彼は 機械の認識上はつなぎ合わされた死体にすぎない』
常守朱『それが 鹿矛囲桐斗…』
飛行機墜落事故で一人だけ生き残った鹿矛囲は、他の犠牲者184人の部位を移植され、生還を果たした。なんと脳すらも7人の脳の継ぎ接ぎであった。それでも鹿矛囲の「個」は存在するのでしょうか。
あまりに多くの臓器を移植したことが原因で、鹿矛囲の肉体はシステムに捉えられなくなっていきます。システム上は「死体」。ドミネーターが認識すらしないのも納得。
社会から存在を消されてしまった鹿矛囲は、システムの誤りを知り、復讐のために立ち上がる。

184名の遺体のパーツを継ぎ合わせた鹿矛囲桐斗は、シビュラに認識されない人間…透明人間となった
枡嵜葉平(ますざき ようへい)医師『オペが終わった時点ではまだ彼はスキャナに認識される普通の人間だった。移植した部位が生着していけばいくほどスキャナに認識される頻度が…』 鹿矛囲『減っていった。そうして時間がたちやがて僕は社会から切り離された透明人間となった』

シビュラシステムが認識しない体質の鹿矛囲桐斗(かむいきりと)。「PSYCHO-PASS サイコパス 2」 の最終回では、彼の多重人格性を現す表現がなされている。
『PSYCHO-PASS サイコパス』(第1期)における黒幕・槙島聖護の死亡
槙島聖護(まきしましょうご)は、『PSYCHO-PASS サイコパス』(第1期)に登場する数々の事件の裏で暗躍する青年。外面は穏やかで、笑みを浮かべていることが多い。その実、顔色一つ変えずに殺人に手を染める冷酷な性格。非常に身体能力が高く凶暴な面を持つ。常に愛用の剃刀を持ち歩いており、殺しをする際や狡噛との戦いで使用した。
最期は、ドミネーターの通用しない槙島に対して、狡噛慎也がリボルバー銃によりトドメを刺しました。
槙島聖護は、約200万人に1人の割合で存在すると予測されている「免罪体質者」であり、本来なら犯罪係数が上昇する状態にあっても、規定値を超える犯罪係数が計測がされない。そのためドミネーターによる執行が不可能。
丘の上で、一人追いかけてきた狡噛に「なあ、どうなんだ?狡噛。君はこの後、僕の代わりを見つけられるのか?」と静かに問いかけ、「いいや、二度とごめんだ」という返事に穏やかな微笑みを浮かべ、リボルバーで撃たれ倒れる。
シヴュラシステム・東金美沙子の死亡

第2期の最終話の第11話 東金美沙子(とうがね みさこ)は、犯罪係数がリーサル判定値を記録。鹿矛囲桐斗(かむい きりと)の手によりドミネーターで執行され、死亡した。
東金美沙子(とうがね みさこ)は、東金朔夜の母親であり、シビュラシステムを構成する人物の一人です。裏の黒幕とも言えるシビュラシステムですが、鹿矛囲によって東金美沙子は殺されます。
第11話にて、鹿矛囲を伴ってシビュラシステムの中枢へと近付こうとする朱の監視官権限を剥奪するが、自身の犯罪係数がリーサル判定値を記録してしまい、鹿矛囲の手によりドミネーターで執行され、死亡した。
鹿矛囲桐斗(かむい きりと)は、常守朱と共にシビュラシステムの安置されるノナタワー最下層に到着。そこにはドミネーターを手にした禾生(この時の中身は東金財団理事長でもあった東金美沙子)が待ち構えており、監視官権限を奪った朱共々始末されそうになるも、彼は怯まずシビュラに問う。
「裁きの神を気取るなら、選ぶ道は一つだ!!」
「お前達がお前達でいる為に乗り越えねばならない存在が目の前にいるぞ!!」
「裁けるか? 僕達を!! 問えるか? 僕とお前の意を!?」
次の瞬間、ついにシビュラが鹿矛囲(と自分自身)を裁くため必要な「集団的サイコパス」という概念を認め、その結果眼前の東金美沙子も犯罪係数300オーバーの潜在犯と認定、鹿矛囲の握るドミネーターのエリミネーターモードで逆に執行される。
朱の「集団的サイコパスという概念を認めるか?」という問いを、シビュラシステムが肯定。(個人単位では)免罪体質者である東金美沙子の犯罪係数が「集団的サイコパスにおける潜在的犯罪要素の一部」として測定可能となった結果、その数値が300を超えていると判断され、逆に鹿矛囲の握るドミネーターのエリミネーターモードで執行(破壊)されてしまった。
第2期の黒幕・鹿矛囲桐斗(かむい きりと)の死亡
第2期の黒幕・鹿矛囲桐斗の最期は第2期のラスト、シビュラシステムの心臓部にて母親の東金美沙子の死を受けて錯乱した東金朔夜(とうがね さくや)とドミネーターの打ち合いになり、射殺されてしまう。最期は、常守朱に今後の社会の未来を託して、満足した様子で死亡した。
黒幕の最期にしては少しあっけない死に方に思えますが、ストーリーを通して鹿矛囲に少なからず感情移入していた視聴者の中には、ドミネーターに打たれ破裂死する鹿矛囲には衝撃を受けた方も多かったのではないでしょうか。

東金朔夜(とうがね さくや)は、常守朱の祖母を殺したのが自分であることを明かし、彼女の犯罪係数を上昇させて鹿矛囲共々ドミネーターで始末せんとするも、朱は鹿矛囲の言葉で立ち直り失敗に終わる。
鹿矛囲桐斗(かむい きりと)は、やがて辿り着いたシビュラシステム本体にドミネーターを向けると、シビュラは自分自身のサイコパスを悪化させている原因となっていた一部の脳を自ら廃棄すると同時に、「集合体」鹿矛囲の実存を認める。かくして彼はようやくその存在の認知を勝ち得たが、同時にそれは自らが執行対象になることを意味していた。

母親の東金美沙子の死を受けて錯乱した東金朔夜(とうがね さくや)とドミネーターの打ち合いになる。東金朔夜は、鹿矛囲の持つドミネーターにより腕をエリミネートされ、後に力尽きて死亡する。
征陸智己(まさおかともみ)の死亡シーン

『PSYCHO-PASS サイコパス』(第1期)の第21話 「征陸智己」(まさおかともみ)の死亡シーン。息子の宜野座伸元(ぎのざのぶちか)を庇って…。
征陸智己(まさおかともみ)は、21話で槙島聖護を逮捕するために他の一係のメンバー達と一緒に北陸のウカノミタマウイルスプラントに現れる。息子の宜野座伸元(ぎのざのぶちか)は彼に対して恨み事を言い続けるが、宜野座は槙島が張ったトラップにはまって左腕が潰れ、自らも槙島に襲撃された。槙島をすんでのところで取り押さえるが、彼はポケットからダイナマイトを取り出す。
そして槙島は、ダイナマイトを宜野座に向けようとした。自らが死の危機に瀕しても、彼の態度は替わることはなかった。
「あんたは刑事だ! その務めを果たせ!!」宜野座はそう叫ぶが、槙島が宜野座のほうへダイナマイトを投げつけた時、彼は必死で走り、ダイナマイトを拾って投げつけようとした。思いは叶わずダイナマイトは爆発し、彼は致命傷を負う。それは刑事でもシビュラの番犬でもなく、息子を守ろうとする一人の「父親」としての行動だった。
「馬鹿野郎!」そう叫ぶ宜野座の声も、監視官ではなく息子のそれだった。息子に看取られながら「刑事なんてロクなもんじゃねえよ。やっぱ、親子なんだなぁ……」とだけ残して、息を引き取った。

息子の宜野座伸元(ぎのざのぶちか)に看取られながら「刑事なんてロクなもんじゃねえよ。やっぱ、親子なんだなぁ……」とだけ残して、「征陸智己」(まさおかともみ)は息を引き取った。
縢秀星(かがりしゅうせい)の死亡シーン

『PSYCHO-PASS サイコパス』(第1期)の第16話 縢秀星(かがりしゅうせい)の死亡シーン。口封じのため、公安局局長の禾生壌宗(かせいじょうしゅう)に殺される。
縢秀星(かがりしゅうせい)は、宜野座伸元(ぎのざのぶちか)の指揮で六合塚弥生(くにづかやよい)と出動することが多かったが、15話では常守朱(つねもりあかね)と狡噛慎也(こうがみしんや)の3人態勢で出動。槙島聖護を追ってノナタワーに到着後、16話で二手に別れて捜索する事になり、単身地下へと降りることに。
途中で遭遇したチェ・グソンに仲間になるよう持ちかけられたが、内心でシビュラシステムとそれを享受する人々に対する敵意を認めた上で「俺もあんたも他人の幸せが妬ましいだけのゴミクズだ」「俺のダチ(狡噛と朱)が上でアンタのボス(槙島)と戦ってる、不義理は出来ねえ」と誘いを退けた。
その後地下最下層でシビュラシステムの正体を目撃するも、局長の放ったデコンポーザーモードのドミネーターの緑色の光に包まれ、笑顔で殉職した。
深見真との対談において虚淵は、以下の見解を述べている。
「縢はチャラいように見えて、重いものを抱えている不思議なバランスのキャラクターなんです。だから、彼が死んでいくときも、自分の人生を呪うわけでもなく、絶叫するわけでもない。最後の最後に自分の不幸を笑い飛ばせるところが、彼の軽やかさだと思います」

公安局局長の禾生壌宗(かせいじょうしゅう)は、縢秀星にシビュラシステムの正体を見られたことから、口封じのためにドミネーターのデコンポーザーモードで抹殺。
公安局局長の禾生壌宗(かせいじょうしゅう)は、16話でチェ・グソンとその後を追跡していた縢秀星にシビュラシステムの正体を見られたことから、彼らを口封じのためにドミネーターのデコンポーザーモードで抹殺。その上で縢に任務放棄と脱走の濡れ衣を着せ、縢の死とシビュラの正体を隠蔽した。
シビュラシステムの正体
シビュラシステムとは、人間の心理状態や性格的傾向を「サイコパス」という値で数値化し管理するシステム。
包括的生涯福祉支援システム「シビュラシステム」が構築され、人間のあらゆる心理状態や性格傾向を計測する値、俗称「PSYCHO-PASS」(サイコパス)=精神の証明書が導入されて間もない未来世界(西暦2112年)。
大衆は、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測されており、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。
シビュラシステムとは、アニメ『PSYCHO-PASS』に登場するコンピューター、またはそれによって運営される社会制度。
シビュラシステムの正体は、免罪体質を持つ特殊犯罪者・潜在犯247名の脳から構成される一種のバイオコンピュータであり、200の脳が常時システムの主要機能として働かされている。
そして公安局局長を務める禾生壌宗(かせいじょうしゅう)は、それらシステムの外部端末兼息抜き用の人形であり、いわば人型の歩くシビュラシステムと言っても過言ではない。
自身たちのことを「新人類」「全能の存在」と誇示しており、その本性は高慢かつ悪辣。個別の人格を持っていた頃には槙島聖護よりはるかに残虐な罪を犯した者も多数含まれていた。17話までの主人格は行方不明とされていた藤間幸三郎であり、槙島をシビュラシステムに取り込んでさらなるシステムの進化を遂げんと画策していた。また他のシステム構成人格たちも槙島を取り込むことに貪欲なまでの積極性を示しており、そのためならばいかなる犠牲や不正すらも平然と冒すという権限と能力の乱用を繰り返している。
同調圧力に屈する、現実を盲目的に信じて生きている私たち大衆の愚かさと醜さが、霜月美佳の愚かなキャラクター性に集約されているのでしょう。
常守朱の祖母の常守葵
常守朱は、PSYCHO-PASSが上がりません。東金朔夜は鹿矛囲桐斗の仲間であった桑島を利用し、常守朱にケースに入れた常守葵の耳をみせることによって色相の悪化を望んでいたが、常守朱の色相は悪化することはありませんでした。
駐車場に置かれた車のトランクに隠されていた常守葵を東金朔夜自ら撲殺している。
常守朱とすれ違ってから「黒く染まれ」という独白シーンでの東金の非常に悪い表情は見所である。
「大倉信夫」の死亡シーン ドミネーターの最初の餌食。

『PSYCHO-PASS サイコパス』(第1期)第1話 ドミネーターの最初の餌食に。サイコパスの世界観を視聴者に示すことになった潜在犯・大倉信夫と被害者・島津千佳。
大倉信夫は、『PSYCHO-PASS サイコパス』(第1期)第1話で登場した潜在犯の男性。シリーズ最初の死亡キャラクターであり、ドミネーターの威力を視聴者たちに印象づけたキャラクター。
潜在犯の犯罪係数(の基準値超え)は被害者たちに伝染する。その現象のことをサイコハザードという。
潜在犯・大倉信夫の暴行を受けた被害者の島津千佳もサイコハザードによって犯罪係数も162.9まで上がり、潜在犯扱いになってしまった。ドミネーターのパラライザーで麻痺させて保護をする対象になっている。
無実の被害者も潜在犯になって処理されてしまう欠陥を持つシステム。

征陸智己(まさおかともみ)がドミネーターの通常モード・パラライザー(麻酔銃)を打とうとすると、「あの人は保護対象です」ですと、常守朱が体を張って食い止める。
常守朱は、罪のない被害者を無傷で保護したいが、追い詰めてしまい、どんどん被害者・島津千佳の犯罪係数が上がって殺害対象レベルに達する…。
とどめを刺そうとする狡噛慎也を、撃って止める新米の常守朱。
被害者はなんとかドミネーターが通常モードになる程度に落ち着く。
酒々井水絵の闇落ち
「酒々井水絵」(しすいみずえ)は、『PSYCHO-PASS2』に登場する公安局刑事課二係の監視官で青柳璃彩の後輩。両親は厚生省の官僚というエリートだが、仕事柄、『何時、自身の色相が濁るのか』『何時、サイコパスが悪化してしまうのか』と恐れ、コンプレックスを持っていた。

『PSYCHO-PASS 2』1話にて酒々井水絵は、爆弾予告犯の事件を捜査している最中にシビュラシステムにも見えない人間である鹿矛囲桐斗により拉致される。
公安局に登録されている人物でなければドミネーターを扱えないため、「酒々井水絵」(しすいみずえ)は、鹿矛囲により右目を摘出、体を拘束、ドミネーターを自身に向け固定した状態で放置されていた。
鹿矛囲の巧みな話術
「君をクリアにしてみせる。君の目のおわびに」
「今君を、君自身から…。シビュラから解放する」
ゲームに見せかけ一般人に軍事ドローンを操作させた虐殺事件によって公安3係が全滅

『PSYCHO-PASS2』第5話「禁じられない遊び」 鹿矛囲桐斗によるドローン乗っ取り無差別殺傷事件。ゲームに見せかけ一般人に軍事ドローンを操作させた虐殺事件が勃発。
国防省の軍事ドローンが起動し、殺戮をはじめた。そのドローンを操作している者の正体は――。鹿矛囲桐斗によりハッキングされた軍事ドローンと連携されたアプリ「ハングリーチキン」というゲームをプレイしている一般人だった。

『PSYCHO-PASS2』第6話「石を擲つ」 本物の軍事ドローンを操作しているリアルな殺人ゲームとは知らず、ゲームアプリを通じて殺戮を続けるプレイヤーたち。子供から大人まで。
分析官の唐之杜志恩『ゲームは複数のサイトで公開。削除しても数分で再登録。いたちごっこね』
東金朔夜『デコンポーザーの弾数は3発。厳しい状況ですね』
常守朱『とにかく全員脱出しないと』
一般人が操作するゲームアプリと連帯した軍事ドローンと刑事たちの闘いは熾烈を極める。
常守朱はカムイの目的に気づき、執行官を下がらせ、監視官が前線に出るように切り替える。
軍事ドローンは容赦なく刑事たちを追いつめる。そこにドミネーターを持った人物が現れ、犯罪係数が悪化した刑事たちを撃っていく。
新庄要「こちら三係新城。みんな死んじまった…頼む助けてくれ!」

ドミネーター《犯罪係数311 執行モードリーサル・エリミネーター》…軍事ドローンの背後で、鹿矛囲桐斗が暗躍して、ドミネーターを使って次々と公安3係を始末していた。
数多くの軍事ドローンによる虐殺の背後で、鹿矛囲桐斗と酒々井水絵(しすいみずえ)が暗躍して、ドミネーターを使って次々と公安3係を始末していた。
彼らは、狙い通りに公安を襲い複数のドミネーターを手に入れた。
ただ単にゲームをしていた一般市民が突如に隠されていた残酷な現実を突きつけられる。単なるゲームと思っていたが…。本物の軍事ドローンを操作して、リアルに人を殺害していた真実がゲームプレイヤーたちのデバイスに露わに表示されるシーン…公安3係の死亡シーンのグロ描写が。
ゲームプレイヤーの多くの市民が色相を曇らされてしまった。大量のサイコパス汚染を引き起こす鹿矛囲。
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