
アニメ史に残る伝説のトラウマ回・鬱回の中でも猟奇的な殺人事件や猟奇的な事象や狂気に満ちた行為などに焦点を当てた特集のまとめ第2弾。『なるたる』、『グリザイアの果実』、劇場版『銀河鉄道999』、Fate/stay night [Unlimited Blade Works]、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』ほか。
『なるたる』 貝塚ひろ子が受けたトラウマ級の凄惨ないじめ
貝塚ひろ子(かいづか ひろこ) は、鬱漫画の金字塔『なるたる』に登場するキャラクター。シイナのクラスメイトで親友。3つ編みが特徴的な女の子。毎回テストで好成績を収めるほど勉強がよく出来る。シイナの作るご飯が大好き。実は彼女も竜の子のリンク者。彼女の竜の子には具体的な名前はないが、目撃者からは「鬼」と呼ばれており、彼女の部屋のクローゼットにずっと隠してあった。
本来は明るい性格だったが、難関私立中学への合格を目指して父親からスパルタ教育を強いられており、またクラスメイトから陰湿ないじめを受けていたことから、明るさを抑圧されていた。やがてある出来事がきっかけで過酷な現実に耐え切れなくなり、竜の子を使って両親と自分をいじめていたクラスメイト達を惨殺した。
貝塚ひろ子は、いじめっ子四人組に拉致されて夜の学校へ連れていかれる。貝塚ひろ子は女性器に試験管を入れられる。ひろ子の叫び声が生々しくて悲痛なトラウマシーン。
本田亜希(ほんだ あき)は、『なるたる』に登場するキャラクター。ひろ子をいじめていたクラスメイトの一人。いじめっ子4人のリーダー格。兄が一人いる。実は彼女がひろ子にしていたいじめはすべてこの兄から手ほどきされたものであった。また、兄とはただの兄妹としての関係だけではなく性的な関係まで持っていたことを匂わせる描写がある。
『なるたる』第12話にて、三早が殺された数分後、アパートに乗り込んできた鬼によって兄は亜希の目の前で殺され、亜希も今までひろ子にしたのと同じ仕打ちを受けながら、最後は上半身と下半身で真っ二つにされた。アニメ版では、腹部を貫かれる形で死亡している。
『グリザイアの果実』 死んだクラスメイトの人肉を食してしまう生徒たち。

『グリザイアの果実』第12話「エンジェリック・ハゥルIII」 地獄絵図のような過酷なサバイバルの末に、食人の禁忌を犯した壮絶な悲劇。アニメ史に残るトラウマ回。
テレビアニメ『グリザイアの果実』第10話「エンジェリック・ハゥルI」から12話「エンジェリック・ハゥルIII」にかけて、周防天音(スオウアマネ)の過去、壮絶で凄惨な「滝園学園マイクロバス転落事故」の真相、真実についてが詳細に語られる。
合宿帰りの滝園学園バスケ部のマイクロバスが旧道を走っていた時にタイヤがパンクし崖から落下、そのままの森へ転落した。バスの乗組員は、生徒13名と男性教諭1名。 バス転落により3名が死亡するが、その後は閉鎖状態故の小さな確執はあれど比較的小康状態を保つ。
『グリザイアの果実』第12話「エンジェリック・ハゥルIII」
13日目には犬の飼い主で生徒の一人「小森めぐみ」が不用意に花の芽を食し倒れる。
14日目、転落時の骨折が元で「広岡たまき」が死亡。
15日目、広岡同様転落時に腹部に傷を負った「桜井美冬」が敗血症により死亡、寝込んでいた小森が精神の摩耗から首吊り自殺。
飢餓と負傷の悪化で、もう限界の生徒たち…。
坂下千秋『死んではダメ。先生が鹿をとらえたわ、食べなさい』
地獄絵図のような過酷なサバイバルの末に、とうとう食人の禁忌を犯してしまった。人肉を食してしまったら、人は人でなくなる。もうここは地獄。アニメ史に残る衝撃的なトラウマ回として名高い。
部長の「坂下千秋」と教諭の「那智義彦」が振舞った「野うさぎや鹿の肉」の正体は、死んだクラスメイトの人肉であった。
風見一姫は周防天音と共に森からの脱出を決行。その途中、天音に「坂下と那智の真実を見せる」と語る。
一姫に連れられて森に踏み入った天音は、遠くで情事に耽っていた坂下と那智――そして彼らの足下に散らばる、バラバラにされた人間の手足を発見する。
ここにきて初めて、2人が取ってきた「野うさぎや鹿の肉」=死んだクラスメイトの人肉であると知ってしまった天音は、思わず悲鳴を上げてしまう。

遠くで情事に耽っていた部長の「坂下千秋」と教諭の「那智義彦」の足下に散らばる、バラバラにされた人間の手足。あまりにも残酷シーンなので、放送規制で黒ぼかしが入る。ここは「小森めぐみ」「広岡たまき」「桜井美冬」など死亡した生徒の死体を解体している現場であった。

部長の「坂下千秋」と教諭の「那智義彦」が振舞った「野うさぎや鹿の肉」の正体は、なんと死んだクラスメイトの人肉であった。サバイバルの末に、食人の禁忌を犯してしまった生徒たち。人肉を食してしまったら、人は人でなくなる。もうここは地獄。飢えから鬼と化した生徒たち…。
剥製にされた星野鉄郎の母(劇場版『銀河鉄道999』)
『銀河鉄道999』は、松本零士作のSF漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ番組、アニメ映画である。略称は「999(スリーナイン)」。『銀河鉄道999』の舞台においては、人間狩りは、機械化人に与えられた特権の一つで、機械化人が生身の人間を狩りの獲物として射殺するもの。 機械伯爵は鉄郎の母を剥製にして応接間の壁に飾っていた(ハンティングトロフィーにされた)。
それを目にしてしまった星野鉄郎。アニメ史に残るあまりにも残酷すぎるトラウマシーン。

原作漫画『銀河鉄道999』では、機械伯爵は鉄郎の母を剥製にして応接間の壁に飾っていた。母親はビキニ姿になっている。テレビ版・劇場アニメ版『銀河鉄道999』では全裸になっている。
劇場版『銀河鉄道999』最後の別れのシーン
主題歌:ゴダイゴ「銀河鉄道999」
ライダー/メドゥーサ(Fate/staynight)の壮絶な最期。

「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」 第8話「冬の日、心の所在」 ライダー(真名は、メドゥーサ)の壮絶な最期。ねじれている首がぐるぐる回り元に戻るショック映像は衝撃的。
ライダー/メドゥーサ(Fate/staynight)は、「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」 第8話「冬の日、心の所在」にて、葛木宗一郎のトリッキーな暗殺拳に成す術なく返り討ちにされてしまう。
ライダー/メドゥーサ(Fate/staynight)は、「Fateルート」と「UBW」の両ルート及び「Fateルート」を元にしたアニメではとにかく不遇な扱いを受けておりどちらでもサーヴァント最初の脱落者となる。
『四丁目の夕日』 「トラウマ漫画」の王道。

絶望マンガ家、山野一の鬱漫画『四丁目の夕日』 主人公「別所たけし」が、連鎖反応的な不幸により「無間地獄」へ堕ちていく。「トラウマ漫画」の王道としてカルト的な人気があり、読者の心をえぐり続けている。
『四丁目の夕日』(よんちょうめのゆうひ)は、『ガロ』1985年7月号から1986年7月号まで連載された山野一による日本の漫画作品。山野一の初期の代表作にして初の連載作品であり、不幸が不幸を呼ぶ工場労働者の悲惨な環境と人間の負の部分を描く。
現在に至るまで本作はトラウマ漫画の王道としてカルト的な人気があり、読者の心をえぐり続けている。
「あとがき」の中で山野は「社会になじめない劣等感、バブルで調子こいた世相への憎悪、そういった鬱屈を、この極端な作品を描くことで解消し、心のバランスをとっていたのかもしれない」と述べており、当時置かれていた環境による心理的重圧が構想の元になった事を明かしている。
大学受験を目指し勉学に励む主人公「別所たけし」、そんな彼の人生は母の事故から始まる連鎖反応的な不幸により無間地獄へと堕ちていく……。
主人公「別所たけし」は、押し入った不審者に弟と妹を惨殺される。老人から斧を奪い返り討ちにするも、そのまま発狂して街へ飛び出し通行人を片っ端から斧で乱打。十数人を殺害する。逮捕後、精神病院に強制入院させられる。
間桐慎二の肉体が聖杯の寄り代に

『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』第21話 イリヤの心臓を植え込まれた間桐慎二の肉体が聖杯の寄り代になった。
精神崩壊した「惣流・アスカ・ラングレー」(新世紀エヴァンゲリオン)
惣流・アスカ・ラングレーは、EVAとのシンクロ率は2桁を切るという状態になり、弐号機の起動すら不可能になる。
アスカ「シンクロ率ゼロ・・・・・・セカンドチルドレンたる資格なし」
アスカ「もう私がいる理由もないわ 誰も私を見てくれないもの パパもママも誰も・・・」
アスカ「私が生きてく理由もないわ」

さらに思いを寄せる加持の死を知り心の拠り所を失った惣流・アスカ・ラングレーは、生きていく理由や自身の存在価値さえも見失い、完全に精神崩壊を起こし物言わずベッドに横たわるだけの廃人と化した。
「残酷な天使のテーゼ」MUSIC VIDEO(HDver.)/Zankoku na Tenshi no Te-ze“The Cruel Angel's Thesis”
「残酷な天使のテーゼ」MUSIC VIDEO(HDver.)/Zankoku na Tenshi no Te-ze“The Cruel Angel's Thesis”とは、摩 砂 雪監督が2003年に発表した「残酷な天使のテーゼ」MUSIC VIDEO作品の映像をベースとし、摩 砂 雪監督自らが、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズから、HD映像を使用して再編集・再調整をおこなった作品となります。
伝説のトラウマアニメ『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』
EVA量産機(エヴァりょうさんき)とは『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』に登場した汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンの内の5~13号機、計9機の総称。「エヴァシリーズ」と呼称されることもある。 全機弐号機の活動限界までの約3分30秒の間で撃破された。
しかし再起動した9号機の投擲した剣がロンギヌスの槍に変化し弐号機のA.T.フィールドを貫通。
その後初号機に乗って地上に出てきたシンジに飛行しながらズタボロになった弐号機のボディの残骸を食い散らかす姿を見せつけ、シンジと視聴者のトラウマスイッチを限界まで押し込んだ。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に エヴァシリーズvs惣流・アスカ・ラングレー
アスカ「殺してやる…殺してやる…殺してやる…」
碇シンジ「アスカ…?うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
エヴァンゲリオンシリーズの衝撃的なトラウマシーン – ホビールーム
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エヴァンゲリオンシリーズは、トラウマの宝庫。アニメ史に残る過激な表現、グロテスクな残酷描写に満ちています。テレビ版『新世紀エヴァンゲリオン』、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』(旧劇場版)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』(序・破・Q)の作品別にトラウマシーンをまとめています。綾波レイや惣流・アスカ・ラングレーなどキャラクター別にも詳細にわたってトラウマシーンを集約しています。
『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 絶望に次ぐ絶望。
『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』は、1978年8月5日に東映系で公開されたアニメーション映画。アニメ映画史上に残る大ヒットとなった。地球と白色彗星帝国の戦いを通じ、ヤマト乗組員たちの死が描かれる。
最高に怖い曲『白色彗星』
白色彗星帝国は地球に迫り、最新鋭戦艦アンドロメダを旗艦とした地球艦隊を全滅させる。ヤマトは白色彗星の渦の中心核に波動砲を打ち込む。彗星は火の玉となって炎上するが、その中から巨大な要塞、都市帝国が出現する。
激しい戦闘の中で次々と乗組員たちが戦死していく。古代たちは都市帝国内部に侵入して動力炉を破壊する。
真田志郎「古代、行けー!行かんかー!!」 都市帝国の動力炉へ爆弾を仕掛け、自身もろとも爆破し戦死する。
いつ終わるとも知れぬ戦いの中で乗組員たちが 次々に命を落として行く、そのような次第に追い込まれて行く絶望的状況下、古代は決死隊を率いて都市帝国内部に侵入し沢山の尊い犠牲と引き替えに動力炉を破壊するが、誘爆し崩壊して行くその内部から、予想も出来ぬ超巨大戦艦が出現した。
ズォーダー大帝「どうだ、わかっただろう。宇宙の絶対者は唯一人、この全能なる私なのだ。命あるものはその血の一滴まで俺のものだ。宇宙は全て我が意志のままにある。私が宇宙の法だ、宇宙の秩序だ。よって当然、地球もこの私のものだ。ムハハハハ、アハハハハハハ。」
「宇宙戦艦ヤマト」の代名詞的な名曲「無限に広がる大宇宙」
宇宙戦艦ヤマトのBGM「無限に広がる大宇宙」は、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の真田さんと斉藤と加藤兄の戦死BGMにも使われた。
テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の遊星爆弾のシーン
「ダメだ もう今は防げない 我々には あの遊星爆弾を防ぐ力は無い、あれが我々の母なる地球の姿だとはなぁ」
時に西暦2199年、地球は今、最後の時を迎えようとしていた。21世紀の始め以来、宇宙侵略を着々と進めてきた謎の宇宙艦隊は、ついに太陽系へその魔の手を伸ばし地球に対して遊星爆弾による無差別攻撃を加え続けているのだ。
地球人は地下都市を築き、必死に生き延びていたが、地球防衛軍の懸命の努力にもかかわらず、謎の宇宙艦隊は圧倒的に強力であり、地球人の絶滅か奴隷か要求して情け容赦の無い攻撃を繰り返していた。次第に戦力を失っていく地球防衛軍にとって最後の頼みは地球防衛艦隊であったが、強大な謎の宇宙艦隊の攻撃の前に、今や地球防衛艦隊は壊滅しようとしているのだ。
遊星爆弾による放射能の汚染は地球の表面はもとより地下をも着実に冒し始めていたのである。もはや地球に健康な土地は無くなった。人類は、ただその絶滅の時を待つだけだろうか。明日への希望は無いのだろうか。
「 見ておれ悪魔め。わしは命ある限り戦うぞ。決して絶望はしない 。たとえ、最後の一人になっても、私は絶望はしない 」
『ラーゼフォン』第19楽章「ブルーフレンド」
TVアニメ『ラーゼフォン』第19話「ブルーフレンド」は、「ラーゼフォン」全26話の中でも屈指の名シーンを生み出した回である。ロボットアニメ史上に残る屈指の名場面と評される。 アニメ史に残る鬱エピソードと呼ばれることも……。
朝比奈浩子は、潜伏先の町にドーレムが現れた際にはラーゼフォンに乗りドーレムを迎え撃つ綾人を見送り彼の帰還を待ち続けたが、実はそのドーレム「ヴィブラート」は浩子と同調していたものであり、ラーゼフォンがヴィブラートを攻撃するのにしたがって同調者である浩子自身も傷を負っていき、遂にはヴィブラートがラーゼフォンに倒されたために命を落とした。
アニメ『ラーゼフォン』第19楽章「ブルーフレンド」の街の光や電光掲示板を使った演出は秀逸。エピソードの元ネタは『勇者ライディーン』第36話「地獄の射手マダンガー」。
戦いの最後に、綾人は自分が殲滅したドーレムが何者であったか悟り、ホテルに残された青い血に染まった朝比奈浩子の体とメモ帳を発見するのであった。
TVアニメ『ラーゼフォン』オープニングテーマ「ヘミソフィア」
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