
悲壮な話や鬱成分に飢えているあなたにおすすめのトラウマ級の鬱アニメ。『火垂るの墓』『ぼくらの』『School Days』『エルフェンリート』『新世紀エヴァンゲリオン』「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」ほか37選。鬱展開だけど感動して泣ける不朽の名作品も多いです。ネタバレやグロ要素もたぶんに含んでいる作品紹介があるので閲覧注意でお願いいたします。
「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」 トラウマアニメの殿堂入り

「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」 EVA量産機に捕食され、食い散らかされたEVA弐号機のボディの残骸は、アニメ史に残る伝説のトラウマシーン。
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』は、1997年7月19日に全国東映・東急系で公開されたアニメーション映画。1995年秋から1996年春まで放送された同テレビアニメシリーズ、『新世紀エヴァンゲリオン』の第弐拾伍話と最終話をリメイクし、完全新作として上映されたもの。
EVA量産機に捕食され、食い散らかされたあまりにも無残なEVA弐号機のボディの残骸は、碇シンジと視聴者にトラウマを植えつけた。
惣流・アスカ・ラングレー「殺してやる…殺してやる…殺してやる…」
善戦の末、全てのEVA量産機を下す弐号機であったが、再生・復活を遂げた量産機が投擲したロンギヌスの槍で頭部を串刺しにされてしまう。活動限界を迎えて身動きが取れなくなった弐号機に量産機が群がり、鳥葬のように機体を食らいつくしていく。アスカの憎悪と怒りを糧に弐号機は暴走を始めるが、満身創痍で立ち上がることもかなわぬまま、更に投擲された8本の槍によって完全に沈黙した。
碇シンジ「アスカ…?うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
無人のまま動き出した初号機に導かれるままに出撃し、意を決して戦場を見据えたシンジの目に映ったものは、弐号機の肉片をついばみながら宙を飛び回る量産機の群れだった。凄惨な光景を目の当たりにしたシンジは絶叫と共に発狂する。
「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」 量産系エヴァシリーズvs惣流・アスカ・ラングレー
第26話 まごころを、君に
シンジの絶望が引き金となり、シンジを乗せたEVA初号機を依代として、ゼーレが意図する形でのサードインパクトが始まった。NERV本部が位置するジオフロントは、その真下に埋もれていた「黒き月」ごと浮上し、巨大化したリリスの眼前に移動する。リリスからアンチATフィールドが世界中に放たれ、これによって個体の生命体としての姿を保てなくなった人類は次々と液状(L.C.L.)化し、その魂は黒き月に集められていった。
初号機はリリスに取り込まれ、シンジは人類が一つに補完された世界で、自他の内面と向き合う。
「シンジによるアスカの首締めシーン」は2か所。ひとつ目は、人類補完計画が進む過程で現れたシンジの「幻影」シーン(ミサトのマンションの部屋のシーン)。ここで、最初の首締めが行われるが、これは、シンジが、自分を拒絶するアスカにいらだって、発作的に行った行為と考えられるが…。そして問題のラストシーンの首絞めへと繋がる。
シンジは、補完された世界で最後までシンジを拒絶したアスカの首を絞めるが、その最中にアスカから頬を撫でられる。アスカの真意に気づき、首を絞めるのを止めて嗚咽するシンジに、アスカは一言「気持ち悪い」と言い放つのだった。
アニメーション映画『火垂るの墓』 伝説クラスの泣ける感動アニメであり鬱展開のアニメ

「火垂るの墓」 哀しみの中にも“二人のいのちの輝き”が心にしみいる感動作。見ている人の心をかきむしる。
終戦間近の神戸に突然B29の大編隊が襲いかかった。清太と節子の兄妹は空襲の混乱の中、母親を亡くし、家を焼け出される。路頭に迷った兄妹はやむなく小母の家へ身を寄せることにするが、そこでも生活が苦しくなるに従って小母とのいさかいが絶えなくなり、清太は家を出る決心をする。荷物をリヤカーに積み込み、横穴壕でままごとのような二人の新しい生活が始まるが、やがて食糧も尽き…。
映画の冒頭から結末は予告されている。独りぼっちの少年、清太は三宮駅で餓死する。所持品から清掃員が見つけたのは、ドロップ缶に入った少量の灰と骨のかけらだった。何の変哲もない缶は近くの野原に投げ捨てられ、空に向かった清太の魂は4歳の妹、節子の魂と再開する。
岡田斗司夫ゼミ4月15日号「本当は10倍怖い『火垂るの墓』~アニメ界の怪物・高畑勲監督追悼特集」
子供でも安心して見れる国民的アニメ志向の「ジブリ作品」の一つではあるものの、「火垂るの墓」は一般的な子供向け映画とは全く違う社会派・社会問題系のアニメ作品です。ほっこりと明るい気持ちにさせるそれまでのハートフルなジブリ作品とは一線を画し、多くの人が観るのをためらってしまうような悲惨な物語になっています。
また清太と節子のお互いを思いやる「兄妹愛」(希望)と孤児になり、戦争を生き延びることができなかった「二人の死」(苦い結末)を描いた「火垂るの墓」から得られる教訓は戦争の意味をあらためて問い直させています。
『ぼくらの』 殿堂入りクラスの「鬱アニメ」の代表的な作品。濃い人間ドラマも見所。

「ぼくらの」 13歳の子供たちが、自らの命を賭けた哀しい戦いに挑む。濃い人間ドラマも見所。
夏休みに自然学校にやってきた15人の少年少女。そこで突然ココペリと名乗る謎の人物が現れ、「自分の作ったゲームをしないか」と声を掛けてきた。単なるコンピュータゲームだと思い、一人を除く14人の少年少女は快諾するが、それは地球を守るためにロボットを操縦し、操縦した者は必ず命を落とすというものだった…。
15人の少年少女達が、一回戦闘をする度にパイロットの命を奪う巨大ロボット「ジアース」に乗って、地球を守る為に戦って死んでいくハートフルボッコストーリー。ちなみに負けると地球滅亡、戦線放棄する為には死ななければならない。つまり、一度契約すればどう転んでも死ぬ。
「ぼくらの」は鬱アニメとして非常に有名な作品ですが、濃密な人間ドラマも見所になっている感動作品でもあります。
15人の子供たちごとに、つらいエピソードや、思い出があり、残された時間で自分たちに出来ることは何なのか、自分のしなければならないことは何なのか、そして自分の存在意義とはなんなのかを探し求める人間ドラマを描くヒューマニックな作品になっています。
アニメ版「ぼくらの」では
・相手が自害するなどして操縦せずに勝利した場合、契約からは外されずそのまま次の戦闘に持ち越される。
・最後の引き継ぎ戦のパイロットに限り、死亡する事はない
・ロボットそのものを解体する事でゲーム自体から降りる事ができる
など、漫画版など他のメディアとは違い、様々な独自設定が存在します。
『School Days』(スクールデイズ) アニメ史上最強クラスのバッドエンド展開の鬱アニメ

『School Days』 衝撃的な展開、アニメ史上類を見ない壮絶な愛憎劇
榊野学園に通う伊藤誠は、同じ沿線から通っている桂言葉のことが気になっていた。ある日、誠は携帯電話を使った恋愛成就のおまじないを始めるのだが、隣の席の西園寺世界に破られてしまい、お詫びに彼女は誠と言葉の仲を取り持とうとするのだが…。
最終話放送予定日の前日に、京都府で少女が警察官の父親の首を斧で切りつけ殺害するという事件(京田辺警察官殺害事件)が発生したため、アニメ最終回が一部地域で放送中止となったことが話題となった。その際「Nice boat.」という言葉が生まれ、ネット上で広がっていった。
School Days Nice Boat
【2000年代のアニメ史に残る事件だったNice Boat.(ナイスボート)事件】
2007年9月18日深夜、TVK(テレビ神奈川)で放送されるはずだったテレビアニメ「School Days」の最終回の放送が予告なしに中止になり、「都合により、番組を変更してお送りしています」とのテロップとともに城やボートを映した環境映像が代わりに流された。
海外の画像掲示板「4chan」で、それを目の当たりにした外の国の人が画像掲示板にてキャプチャ画像とともに放った言葉。
School Days 最終話 グロテスクなところを集めてみた
【閲覧注意!】
上記の「School Days」動画はかなりえぐい「グロ描写」を含んでいます。「School Days」の最終回のグロ要素は現在では放送不可能・自粛レベルです(企画も通らないでしょう)。「グロ要素」が苦手な方はご視聴は避けたほうが良いと思います。自己責任でご視聴くださいませ。
TVアニメ化の企画については、発売以降たびたび上がっていたが、そのほとんどが「いかに惨劇を回避するか」という内容であった。しかし、それらとは全く異なるTNKの「とにかくショッキングに行きたい」という惨劇ありきの案が採用され、制作開始となる。
監督の元永慶太郎も、「最初からハッピーエンドだけは考えていませんでした」と述べていた
完成したTVアニメ版は、主要人物である3人の三角関係を中心とした、アニメ史上類を見ない壮絶な愛憎劇に重点が置かれたものに仕上がり、スーパーバイザーを務めたオーバーフロー代表のメイザーズぬまきちも、「100点と言えるくらい」と評価している。
『エルフェンリート』 最初から本気の史上最強クラスのエログロアニメにして鬱アニメ。

「エルフェンリート」 SFサスペンス、バイオレンス、ラブコメ、エロス、萌え……。エンタメの要素をすべてあわせ持った鬱アニメ。
週刊ヤングジャンプに連載された岡本倫のSFコミックをアニメ化!ベクターと呼ばれる目に見えない複数の腕を駆使して、暴虐の限りを尽くす突然変異体の少女ルーシーと、それを追う者たちの人智を越えた闘いを描く。脱走時の怪我によって幼児化してしまい、にゅうと名付けられたルーシーのちょっとアブナイ可愛らしさ。 にゅうを拾ったために、恐ろしい陰謀に巻き込まれていくコウタ、そして同居中の従妹ユカ。若い二人の揺れ動く想い……。
「ハートフルボッコアニメ」の代表格としてよく名が挙がる。最初から本気のグロアニメ展開であり、最強クラスの救いのない鬱アニメといえます。
「表紙詐欺漫画」の代表格。原作の表紙詐欺も健在で、予告詐欺の代名詞とよく言われる。
【前編】エルフェンリート グロシーンを集めてみた☆
【閲覧注意!】
上記の「エルフェンリート」動画はかなりえぐい「エログロ描写」を含んでいます。現在では放送不可能レベルです。「エログロ要素」が苦手な方はご視聴は避けたほうが良いと思います。自己責任でご視聴くださいませ。
アニメシアターX枠で放映されたが、とにかく残虐なシーンが多く、視聴年齢制限(ペアレンタルロック)をかけられた(R-15)。どれだけシーンが多かったかというと、後に地上波枠で放送された時はかなりの量のカット編集が行われたバージョンが放送され、中には編集カットによって尺が足りなくなってしまい、次の回の冒頭または前半部のダイジェストを放送した回が存在する程である。
これほどまでに人体が無造作に切り裂かれ、肉塊と化していく描写があったアニメは珍しく、ある意味で挑戦的な作品であった。本作で使われたグロ擬音が『BLOOD+』や『ひぐらしのなく頃に』でも流用されたという。
『メイドインアビス』 エログロシーンが満載の壮絶かつ本格的な冒険ファンタジー

「メイドインアビス」 ダークファンタジーの部類に入ると思われます。
2016年12月に、テレビアニメ化が発表され、2017年7月~10月に放送された。アビスの表層部に建てられた探窟家達の街『オース』。その孤児院で探窟家見習いとして生活している少女リコは、いつか母親のような偉大な探窟家となり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。ある日のこと、孤児院主導によるアビス探窟の最中であったリコは、偶然深生生物に襲われてしまう。危機一髪で何者かに助けられたリコは、眠るように倒れていた一体の少年ロボットを見つけて……
絵柄から受ける「子どもたちのわくわく大冒険」のような初見の印象とは全く異なる、死の匂いが色濃く立ち込めた美しい「深淵」。それに魅せられ挑み続ける人々のリアルを隠すことなく描き出したギャップがネット上で話題を呼び、徐々に人気を博すようになった。
TVアニメ「メイドインアビス」PV第1弾
絵本のように繊細でかわいらしい絵柄と、それからは想像のつかないハードでリアルな展開が特徴。冒険の舞台である未開の大自然・アビスの神秘と美しさ、そして現実の自然さながらの冷徹さが余すことなく描かれていて、冒険という行為が持つ本当の面白さを感じられる作品となっている。
『魔法少女まどか★マギカ』 ハートフルボッコなダーク過ぎる魔法少女物語。

「魔法少女まどか☆マギカ」 ダークな魔法少女物語。
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い-
虚淵氏はPCゲームブランド・ニトロプラスでシナリオライターとして多くの作品を手がけており、特にハードな展開に定評があったことから、本作でも「何かやらかすかもしれない」というまことしやかな噂がささやかれていた。そして第3話『もう何も恐くない』、巴マミの無惨な戦死という形で、それは現実になった。
「劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」Blu-ray&DVD発売告知 長編PV
以後、魔法少女を題材としながらも、ストーリーを追うごとに少女たちの心をえぐるような、重くハードな物語が展開されることとなる。
『無限のリヴァイアス』 過酷なサバイバルアクション。鬱アニメの代表格。

「無限のリヴァイアス」 アニメ史にその名を刻んだSFサバイバルアクション!
2225年、地球の衛星軌道上にあった航宙士養成所が、突如制御不能に。「黒のリヴァイアス」と呼ばれる宇宙船に緊急避難した少年少女・487人はそこで過酷なサバイバル生活を始めるが…。
極度の緊張状態の中、密閉空間に取り残された子どもたち。やまない攻撃、減り続ける食料、無視される救難信号、失われる秩序とモラル。艦内にはストレスと疑心が充満していき、子どもたちの心は少しずつ壊れていく……
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全体(特に後半)のシリアスできわめて重い作風から、いわゆる鬱アニメという位置づけがなされている。現に、ニコ動におけるリヴァイアス関連の動画には、放映当時のトラウマ記憶が多くコメントされている。
『蒼穹のファフナー』 主人公たちの過酷な運命。鬱アニメの代表格。

「蒼穹のファフナー」 主要人物が普通に死亡退場するのが特徴。少年たちは、人類の存亡をかけた激しい戦いの渦に巻き込まれていくのだった。
近未来に未知の生命体“フェストゥム”によって侵略され人類存亡の危機に瀕した地球で、南海の孤島“竜宮島”を主な舞台とし、少年少女たちが巨大ロボット“ファフナー”に搭乗して島を守る。
ファフナーのパイロットである少年少女たちを待ち受ける過酷な運命(鬱展開)は見所の一つだが、いなくなる事実よりもどう生きたのかの過程にあるものを描き、遺され託してゆく生命と人間賛歌の物語である。常道ながら、「平和という文化を保存する」ための島の生活と戦争状態が並行する対比、そしてその容赦無さから特筆される。
アニメ「蒼穹のファフナー THE BEYOND」 PV
スターチャイルドの大月俊倫が同様に企画に関わった『新世紀エヴァンゲリオン』的要素は、言わば直系として踏襲したものと言える。むしろそうした成り立ちでありながら、全く別のベクトルの意味付けである種アンチテーゼ的に結実させ、その巨大な影響力下の一歩外へと到達したことがこの作品の大きな成果との評もある。
『君が望む永遠』 とにかく鬱になる事から代表的な「鬱ゲー」に挙げられている。

「君が望む永遠」
2003年にTVアニメ化された。孝之は水月の親友である控えめな少女・遙と付き合い始めるが、ある日、遙は交通事故に。それから3年の月日が流れ、孝之と水月は付き合い、昏睡状態であった遙が目覚める…。
とにかく鬱になる事から代表的な「鬱ゲー」に挙げられている。 一方で、涙無しでは見れない感動のラストから「泣きゲー」にも分類される。 どちらか一方ではなく、両方の属性を持っているという方が相応しい。
君が望む永遠 ending
涼宮 遙 (すずみや はるか)
孝之とのデートの待ち合わせ中に交通事故に遭い昏睡状態に陥る。第二章の開始時に、3年間の昏睡状態から目覚める。3年が経過したという事実を気づかせないように隔離病棟で生活していたが、あることがきっかけで今の状況が変だと気づき再び昏睡状態になる。数日後に目を覚ました遙は現実を認識し、その後はリハビリに取り組みつつ社会復帰を目指す。
『シゴフミ』 暗い展開・重すぎる救いのない回が多数。

「シゴフミ」 死者は何も語ることが出来ない。だけどもし、遺した人へ最後のメッセージを伝えられるとしたら……
『シゴフミ』、それは死んだ人が残された人に綴った手紙。主人公のフミカは相棒のカナカと供にそのシゴフミを届ける配達人。その手紙には人々の様々な想いが込められている――感謝の想い、謝罪の想い、そして怨嗟の想い。人々の葛藤や喜びを見ながら、フミカは今日もその哀しくて優しい手紙を届けて歩く。
シゴフミ ED 「Chain」
目覚めた文歌は一人で歩き出し、配達人フミカは姿を消す。「フミカ」と「文歌」の想いは、時に交わり、すれ違いを繰り返し、周囲の人々を巻き込みながら進んでいく。そして二人の物語は結末をむかえる・・・。
『Phantom ~Requiem for the Phantom~』 主人公死亡のバッドエンド。

「Phantom ~Requiem for the Phantom~」 監督・真下耕一による「美少女・ガンアクション」最新作!
アメリカの暗黒街で相次いで発生するマフィア幹部暗殺事件。その影で囁かれる謎の組織『インフェルノ』と、組織最強の暗殺者である『ファントム』の噂……。単身アメリカ旅行に訪れていた少年は事件に巻き込まれ、偶然にも『ファントム』に遭遇してしまう。『ファントム』の正体は少年と年端も変わらぬ少女アインだった!
アニメシナリオ担当の「虚淵 玄」(うろぶち げん)
本人は「心温まる物語を書きたい」と心の内を『Fate/Zero Vol.1』や『白貌の伝道師』のあとがきの中で語り、『キューティーハニー』を例に挙げて「愛の戦士」を自称している。しかし、ストーリーを突き詰めると「バッドエンド」になってしまうといい、自身のこの傾向に悩んで、一時は筆を折ることも考えていたと発言しており、その時期に書いた『Fate/Zero』は立ち直る切っ掛けになったという。
最終回に至るまでに、あまりにも多くの血、多くの命が失われ過ぎているので江漣と玲二にはバッドエンドもやむなしか・・・後ろを馬車が通ると同時に銃声が響き玲二がその場で満足気に倒れてエンドを迎える。その犯人は・・・
①インフェルノ等の追っ手によるもの
②江漣による玲二暗殺の可能性もある
どちらにでも取れるように演出してあると思います。
また、その後の江漣の生死についても視聴者に解釈をまかせているように思います。
『なるたる』 壮絶な残酷描写・グロシーンが多くトラウマ漫画として名高い。

「なるたる」 グロ成分が多い伝説クラスのハートフルボッコ作品。
小学6年生の玉依シイナは父の故郷で謎の生命体と出会い“ホシ丸”と名付け行動を共にする。街へ戻るとホシ丸に似た生物を持つ少年少女たちが次々に現れ、シイナは不思議な事件へと巻き込まれていく…。
第12話から第13話にかけては残酷描写が多く続くため、地上波で放送された際は一部の場面がカットされた。また、第12話の最終部分と第13話序盤のある場面は原作では直接描写が多く、アニメ版ではこれらの描写はほとんどがシルエットなどのぼかした描写に変更されていた。
なるたる OP「日曜日の太陽」- The Neutral
「なるたる」のOPはOP詐欺と呼ばれる俗語がインターネット、特にニコ動などで定着した由来の一端としても有名。OPは一見するとハートフルな雰囲気作りがされており、OP曲もライトな曲調だが、一方で作品の内容とはかけ離れている。このことからハートフルボッコと呼ばれることが多い。
『SHUFFLE!』 原作とは違いアニメ版は泥沼の展開で、伝説のヤンデレヒロインを生み出す。

「Shuffle!」
人間が住む「人間界」と神族が住む「神界」、そして魔族が住む「魔界」と3つの世界が突如つながり、人間界に「魔法」がもたらされてから10 年・・・・・。土見稟は「国立バーベナ学園」に通う高校2年生。幼馴染みの芙蓉楓や悪友の緑葉樹らとともに楽しい学園生活を送っていた。そんなある日、稟のクラスに神族と魔族の美少女2人が転校してきたのだ!しかも彼女達はなんと・・・・・神王と魔王それぞれの王女様だった!?
原作の明るい雰囲気のファンからの評価は低めだが、原作にも存在する一つの要素に特化して作られたアニメはある種の愛好家の心を鷲掴みにして離さない、絶後の作品ともまた言われる。アニメ版は一人のヒロインが苦しんで悩んで壊れて狂って堕ちてゆくさまを描き切ってしまった、ヤンデレの金字塔である。
Shuffle! op (hd)
芙蓉楓(SHUFFLE!)
アニメ版の空鍋で有名に。異常なまでに献身的な理由は「Really?Really!」等で明らかに。献身・依存系。但し、原作ではヤンデレキャラではなく、彼女をヤンデレの代表キャラに挙げることを快く思わない人も多いため、注意が必要。
『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-』 鷲尾須美の章は凄くキツイ展開。壮絶過ぎる戦い。

「結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-」
『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-』のタイトルで、『結城友奈は勇者である』のテレビアニメ第2期前半作品として2017年10月から11月まで放送された。『結城友奈は勇者である』の2年前の世界を描いたファンタジー。神世紀298年。小学6年生にして神樹に選ばれた鷲尾須美は、世界を守る勇者。同級生の乃木園子、三ノ輪銀と一緒に、日常を大切にしながら「お役目」を果たしていたが…。
対バーテックスに苦戦し、初戦は乗り切るものの、その後の闘いで三ノ輪 銀は死亡した。そこで大赦によって勇者システムが改良され「精霊」と「満開」が実装となるものの、「瀬戸大橋跡地の合戦」では闘いでの負担は大きく戦闘不能状態となった。それにより鷲尾 須美は元の東郷 美森に名義を戻され、乃木 園子は一時的に全体の身体機能を失うこととなった。それで2人の小学生時代は終わり、以降は『結城友奈は勇者である』に続く。
三ノ輪 銀(みのわ ぎん)
初めて複数体のバーテックスが襲来する。これを迎え撃った3人の的確なチームプレイで序盤の戦局は優勢であったが、3体目の出現と同時に3体の知性ある連携攻撃で須美と園子が負傷し、戦闘不能になってしまう。やむなく2人を戦線離脱させた彼女は、単身3体のバーテックスに立ち向かい、死闘の末に撤退させることに成功するが、自身も右腕を失うほどの致命傷を負い、敵が去っていった方を睨みつけたまま立ち往生を遂げる形で死亡した。
『GUNSLINGER GIRL』 「身体を改造した少女の殺し屋」は絶えず死と向き合うシリアスな展開

「GUNSLINGER GIRL」(ガンスリンガーガール) 肉体改造を施された少女たちが暗殺などの仕事に従事する様を描く。
「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。」舞台はヨーロッパ。ある国の公益法人、社会福祉公社では“国のための仕事”と称し、様々な理由で少女たちが集められた。その少女たちは「条件付け」を施され「義体」として「暗殺」などの仕事に利用されていた。少女たちにはそれぞれを管理する諜報官の男たちいて、少女たちを管理・命令し、戦わせるのであった。
「義体」少女達の萌え要素が盛り込まれてはいるが、話の内容はかなりシリアスである。
「義体」達は任務中に殺されるか、「薬」の副作用でボロボロになって死ぬかという運命にあるため、絶えず死と向き合う展開になっている。
また、子供を殺人の道具として改造・洗脳するというテーマは賛否両論であり、人を選ぶという声もある。
現代イタリアが抱える社会問題が、フィクションを取り混ぜつつも深く掘り下げられていて、作品に奥行きを持たせている。
『アカメが斬る!』 メインキャラクターでさえ容赦ない死を迎える過激で凄惨な描写が多い。

「アカメが斬る!」 我等全員、殺し屋稼業。中世的なSF要素を織り交ぜたダークアクションファンタジー。
闇に生きる非情の殺し屋集団・ナイトレイドが、腐った悪を斬り刻む! 帝歴1024年。帝国の圧政に苦しむとある村の少年剣士・タツミは、村を救う希望とお守りを胸に、帝都へ出稼ぎに出発するのだが…。
罪のない弱者が虐げられて命を落とす無慈悲な描写やそれにまつわる暴力や殺戮などの凄惨な描写に加え、第1話の前口上や弱者の晴らせぬ恨みを晴らす復讐代行者というコンセプトから、必殺シリーズを意識していることが伺える作風となっている。
アカ斬るキャラの死亡シーン集
タカヒロ氏の得意とする明るいコメディ作風は健在ながらも、ゲストはおろかメインキャラクターでさえ容赦ない死を迎える過激で凄惨な描写が多い。
『Another』 凄惨なグロ描写も多い学園本格ミステリホラー

「Another」 驚天動地の学園本格ミステリホラー
『Another』(アナザー)は、綾辻行人による日本の小説作品。1998年、春。夜見山北中学3年3組に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける……。
本作はホラーとミステリーを融合させたような雰囲気が特徴であり、著者の作品の持ち味である、非常によく練られたストーリー展開、叙述トリック、そして読者の度肝を抜く大どんでん返しは、本作でも健在。
Another Opening
1998年、春。父の不在や自身の病気療養のため、母の実家に身を寄せ夜見山北中学校に転入してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。彼は、クラスメイトで不思議な存在感を放つ少女・見崎鳴に惹かれる。だがクラスメイトの反応から、彼女は恒一には見えて、他のクラスメイトには見えていないのでは無いかと感じる。そんなある日、あるクラスメイトが凄惨な死を遂げ、3年3組が直面している現実を知らされるのであった。
『がっこうぐらし!』 周りはゾンビだらけの鬱展開の日常系学園モノ。

「がっこうぐらし!」 学校に寝泊まりする“学園生活部”の日常を描いたアニメ
ムードメーカーのゆき、シャベルを愛するくるみ、皆をまとめるりーさん、しっかり者の後輩・みーくんが織り成す毎日を綴る。
「がっこうぐらし!」は一見するとほのぼのとした内容に見えるのだが、いざ蓋を開けてみると大間違いであり、視聴者の精神(ハート)を完膚なきまでにフルボッコにする恐るべきハートフルボッコ作品の典型。
「結城友奈は勇者である」「ひぐらしのなく頃に」「魔法少女まどか☆マギカ」などもハートフルに見せかけた典型的なハートフルボッコ作品になります。
TVアニメ「がっこうぐらし!」OP映像
「ゾンビ的な存在が突如出現、殺害された人間はことごとく同族と化し急速に増殖した結果、社会はほとんど崩壊状態に陥る。わずかに生き残った女子学生たちは学校に立て籠もって寝泊まりし、日々を過ごす」という、ホラー系・サバイバルものによくある設定を用いつつ、キャラクターたちは可愛いらしく、ストーリーは「日常系」ほのぼの漫画の様なテイストで描かれている(特に序盤はその傾向が強い)のが特徴である。
『最終兵器彼女』 壊れていく世界。壊れていく愛。泣ける鬱アニメの代表格。

TVアニメシリーズ「最終兵器彼女」 北海道に住む高校生・シュウジと、自衛隊の最終兵器に選ばれた女子高生・ちせの恋を描く。
北海道の田舎町に住む高校生・シュウジとちせは付き合い始めたばかり。ある日、国籍不明の敵に札幌が空襲される。必死に逃げるシュウジの上空で謎の物体が突如現れ、敵を次々と襲撃していく。それは、体から羽根と巨大な武器を生やしたちせであった。とてつもない破壊力を持つ最終兵器に改造され、戦争へと駆り出されていくちせ。それを見守ることしかできないシュウジ。突きつけられた重い現実を彼らはどう受け止めていくのか?そして二人の恋の行方は…。
最終兵器 彼女(サヨナラ) 作品紹介
戦争が激化していくにつれ、ちせは力が暴走していき、肉体も精神も人間とはほど遠いものとなっていく。一方、シュウジの周りでは親友や女友人、先輩たちが次々に戦禍で故人となっていく。壊れていく世界。壊れていく愛。シュウジはちせを連れて街を出る。
ラストシーンは、原作版・アニメ版・映画版ともに全く違う内容である。
『吸血姫美夕』 凄惨なシーンあり。救いがない話が多い、特にラスト。

「吸血姫美夕」 美夕は永遠の14歳の監視者として、全国の学校をたびたび転校しては神魔を見つけ出し、闇の世界に戻していた。
『吸血姫美夕』(ヴァンパイア ミユ)は、1997年10月6日から1998年3月30日にかけてテレビ東京で放送されたテレビアニメ。全26話。ただし、第二話の放送が急遽中止されたために実際には計25話しか放送されず、その後に未放送の第二話を含んだVHS/LD/DVD『吸血姫美夕 Integral』(ヴァンパイア ミユ インテグラル)が発売された。
美夕は神魔から人間を救うことが任務ではないので、積極的に神魔に魅入られた人間を救おうとはしない。むしろ、神魔に魅入られた時点でその人間の運命はすでに狂い出しており、ごく稀に美夕が救いの手を差し出しても、その人間が悲惨な状況に追い込まれていくことがほとんどである。
吸血姫美夕 OP
第二話「次の駅で」は本放送では放送されず、第二話前半に美夕が千里たちと出会うという重要なシーンがあったため、本来第三話となる話の前半に第二話の前半を流用し、辻褄を合わせる編集が行われた。放送中止となった理由は公表されていないが、シリーズ構成を担当した早見裕司の公式ブログ「うらそえ日記」では猟奇過ぎるとのクレームがあった(神戸連続児童殺傷事件の影響があった)ため没となったとのこと。
流血場面はほぼ血の色がわからないように処理され、第二十三話(本放送版の第二十二話)で冷羽の首がはねられるシーンも、本放送版では肩を切り裂かれるにとどまっている。
『東京マグニチュード8.0』 感動の泣ける鬱アニメの代表作

「東京マグニチュード8.0」 夏休みの東京を襲った大地震!感動の泣ける鬱アニメの代表作
夏休みに入ったばかりのお台場。中学1年生の未来は、弟の悠貴に付き合わされロボット展を見に来ていた。はしゃぐ弟を横目に、反抗期真っ盛りの未来は退屈そうにケータイをいじっている。「毎日毎日ヤなことばっかり…。いっそのこと、こんな世界、壊れちゃえばいいのに」そう思った瞬間、突然地面が激しく揺れた。東京を襲った、マグニチュード8.0の海溝型大地震。 連絡橋は崩れ落ち、東京タワーは倒壊―。一瞬にしてすべてが変わった東京。
防災、危機管理の視点も持ち合わせている内容で、巨大地震が発生し大きな被害を受けた東京を舞台に、一人の少女を中心とした被災者の目線で物語が進んでいく。未来と悠貴はお台場で出会ったバイク便ライダー日下部真理と共に、自宅のある世田谷へと歩みを進める。その中で未来は、一体何を見て何を感じ、どう成長していくのか…
『今、そこにいる僕』 群を抜いて鬱!救いのない鬱アニメの代表作

「今、そこにいる僕」 戦アニメとして鬱アニメの代表作
荒廃した未来を舞台に、少年少女の心の成長を描く。1999年10月14日から2000年1月20日まで、WOWOWの毎週木曜日19時00分枠にてノンスクランブル(無料)放送された。全13話。
主人公の少年が異世界にトリップし、色々な経験をするという話自体はオーソドックスではあるが、様々な暴力描写や戦争描写、心理描写、キャラクターの行動などに強烈な欝要素が存在する。特に、ヒロインであるララ・ルゥと間違われて異世界に連れてこられた挙句、強姦され妊娠してしまう少女サラの存在が大きい。
『魔法少女育成計画』 魔法少女同士による殺し合い

「魔法少女育成計画」 理不尽なデスゲームに巻き込まれ魔法少女同士による殺し合いが始まる。
魔法少女であるために、騙す、出し抜く、奪い合う。魔法少女としての資格を失うのは、一週間に一人。リスクを孕んだ、理不尽なゲームに囚われた16人の魔法少女は、黒幕の意図に翻弄されながらも、自分が魔法少女であり続けるために策を練る。特殊な環境下での感覚の麻痺。しかし、その中で魔法少女たちはそれぞれの想いを持って、この理不尽な椅子取りゲームを受け入れていく…。
選抜試験は「脱落者は命を奪われる」死のサバイバルゲームであることが発覚し、生き延びるために協調を訴える者、他者を蹴落とさんと暗躍する者、自らを犠牲に隣人を守る者、様々な思惑が絡み合い、魔法少女同士による殺し合いが始まる。
TVアニメ『魔法少女育成計画』プロモーション映像
ネタバレ注意:黒幕は森の音楽家クラムベリーと電脳妖精「ファヴ」。諸悪の根源だったファヴが魔法少女育成計画の運用を悪用し勝手にデスゲーム化していた。生き残ったスノーホワイト / 姫河小雪は魔法少女狩りと呼ばれる戦う魔法少女に変貌していく。リップル / 細波華乃(さざなみ かの)も生き残った。
『新世界より』 呪力を持った人類の血塗られた歴史

「新世界より」 "神の力"を手に入れた人類の運命。呪力を持つ人間同士が平和に生きていくには?
主人公は5人の少年少女たち。物語は、彼らが“呪力"と呼ばれる念動力を学ぶ上級学校へと進む12歳の幼少期から始まる。5人はそこで、人類の血塗られた歴史を知ると共に、命を賭けた壮絶な冒険へと駆り立てられることになる。やがて14歳という青春時代を迎えた彼らには、より過酷な試練、胸を焦がす衝撃的な出来事が待ち受けている。そして、26歳の夏。予想だにしなかった未曾有の惨劇が人類を襲い…!?
1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。
注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し、平和な生活を送っていた。その町に生まれた12歳の少女・渡辺早季は、同級生たちと町の外へ出かけ、先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。そこから彼女たちは、1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。
禁断の知識を得て、早季たちを取り巻く仮初めの平和は少しずつ歪んでいく。
周りの人間が、愧死機構で反撃できないのをいい事に、少年Kは一人で神栖66町のおよそ千人を殺害した。
呪力を持つものの同種間攻撃などが少しでも起こった場合には社会全体の崩壊も起きかねず、それを避けるべく「攻撃抑制」と「愧死機構」が呪力を持つ人間の遺伝子には組み込まれている。
しかし悪鬼は先天的に攻撃抑制および愧死機構が機能しておらず、呪力で同種である人間への攻撃を躊躇なく行い、殺戮の限りを尽くし続ける。
愧死機構(きしきこう)
攻撃抑制と同じく、あらかじめ人間の遺伝子に組み込まれている機構。同種である人間を攻撃しようとした際に作用する。
対人攻撃を脳が認識すると、無意識のうちに呪力が発動し、眩暈・動悸などの警告発作が起こる。それでもなお警告を無視し攻撃を続行した場合には、強直の発作により死に至る。これは教育などの施しによって、さらに作用を付加・強化することができる。
絶体絶命の状況で早季は、悪鬼の少年は実は「悪鬼」ではないと推測する。彼はバケネズミに育てられたため、攻撃抑制と愧死機構が人ではなくバケネズミに対して働くというものだった。作戦により、命を捨てた奇狼丸は人間に化け、悪鬼の少年の前に自ら姿を見せて攻撃させる。「同胞」たるバケネズミを殺してしまった悪鬼の少年は、愧死機構により死亡する。
鏑木 肆星の呪力が以下に強くとも人間への攻撃抑制と愧死機構により、悪鬼に対して直接攻撃をすることができない。一方、悪鬼は鏑木 肆星に対して呪力で直接攻撃ができる。勝負になるはずがなかった。
バケネズミの正体はネズミを進化させた生物ではなく、呪力を持たなかった人間が変えられた存在だった。呪力を持たない人間は人間を殺せる危険な存在。そのため愧死機構が働かない人間と認識されないレベルの下等なバケネズミにされてしまったのだった。呪力を持たなかった人間は呪力を持つ人間によってバケネズミという奴隷に落されていたのだ。
機動戦士Vガンダム

「機動戦士Vガンダム」第36話「母よ大地にかえれ」 ウッソの母親・ミューラ・ミゲルが首だけになるという最期を遂げた。ウッソ「母さんです」という台詞はトラウマとして有名。
「機動戦士Vガンダム」は、サンライズ制作のテレビアニメであり、1993年(平成5年)4月2日から1994年(平成6年)3月25日まで全51話が放送された。
「ガンダムシリーズ」の中でも特に重苦しく陰鬱な雰囲気の作品となっている。中でもミューラ・ミゲルの最期のシーンは視聴者の大半にトラウマを植え付けたことで知られる。
主人公ウッソ・エヴィンの母親「ミューラ・ミゲル」は、地球浄化作戦の折、ピピニーデンにV2ガンダムのパイロットの母親であることを悟られ、人質としてモビルスーツの手に握られ盾にされる。
ウッソはモビルスーツを行動不能にして救出を試みたが、地面の凹凸によって跳ね上がった戦艦リシテアの車輪に敵モビルスーツもろとも巻き込まれ首だけになるという最期を遂げた。その首は、劇中の展開でヘルメットを着用しており重いヘルメットとして描かれた。

最終話のラストシーン カテジナ・ルースは、記憶と視力をほとんど失った。
最終話のラストシーンでは戦争終結後、カテジナは記憶と視力をほとんど失った状態でウーイッグに戻ろうとする途中、シャクティ・カリンと再会する場面が描かれる。
『地獄少女』シリーズ

『地獄少女』第25話「地獄少女」 閻魔あいの誕生秘話。あいの過酷な過去とそれに伴う罪と罰を背負う。
『地獄少女』(じごくしょうじょ)は、2005年から2009年にかけて第1期から第3期までが放送され、2017年に第4期が放送されたテレビアニメ。憎い人間を地獄へ送るミステリーホラー。
閻魔 あい(えんま あい)は『地獄少女』の主人公。地獄通信にアクセスした依頼人の怨みの感情に共鳴すると、振袖を瞬時に着て「地獄少女」となり、依頼を遂行する。
第25話「地獄少女」にて、あいが地獄少女になったいきさつ、閻魔あいの誕生秘話が描かれた。それは非常に辛く、そして哀しい物語だった。
閻魔あいの正体は、「七つ送り」の人柱にされた少女・あい。七つ送りという村の悪習と差別的な村社会の意識に運命を翻弄された「あい」。

あい「……怨んでやる……!お前たちみんな、死んでも、怨んでやる……!」
あいは呪詛を投げかける「……怨んでやる……!お前たちみんな、死んでも、怨んでやる……!」。
村人たちが穴を埋めていき、あいと両親は完全に生き埋めにされた。あいは、仙太郎と村人たちへ強い恨みを抱きながら土中で一旦は力尽きる。
あいは、その後に蘇生して這い出すと故郷・六道郷(むつみごう)へ火を放ち、村民たちを虐殺するという大罪を犯す。この時のあいは、人間として蘇生しているのか、怨霊・怪異となっているのかは不明。
この罪はあまりにも重すぎて地獄でも償いきれず、罰として地獄少女として働く責務を課せられる。そして、責務を果たしていく数百年間、自らの使命について考え続けていた。
「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」 「蝕」の衝撃的なトラウマ映像

「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」 「蝕」の衝撃的なトラウマ映像
「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」は、三浦建太郎のベストセラーコミック「ベルセルク」の「黄金時代」編をアニメーション映画化した3部作の完結編。
すべてに絶望したグリフィスの下に失われていた「覇王の卵」真紅のベヘリットが戻り、216年の一度の「蝕」が起こる。
グリフィスの絶望に共鳴したベヘリットの叫びが波動となり現れた、禍々しき異空間。守護天使ゴッド・ハンドが降臨する。壮麗なまでに凶暴な悪夢が爆ぜ、おびただしい数の使徒が鷹の団の者たちを喰らう。それは、5人目の守護天使の誕生とあらゆる闇が光を凌駕する時代のはじまりだった。
ガッツの恋人のキャスカは、ゴッド・ハンド『フェムト』(=グリフィス)からの凌辱により精神が破綻してしまう。
『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』予告編 「蝕」の映像公開(216年周期で起きる「覇王の卵」によりゴッド・ハンドが誕生する「降魔の儀」)
グリフィスのたった一言「捧げる」・・・<蝕>が今、始まるーーー。
映画『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』では、ガッツの仲間達が魔界の怪物に無惨に食い殺され、
ヒロインのキャスカがガッツの目の前で、悪堕ち(闇堕ち)したグリフィスに犯されてしまう。
この場面は、アニメ史に残る残酷なトラウマシーンとして語り継がれている。
伝説巨神イデオン

劇場版『伝説巨神イデオン』『THE IDEON 接触篇』・『THE IDEON 発動篇』 有名な全滅エンド。人類とバッフ・クランの双方が滅亡する。主要キャラは凄惨な死を迎え、老若男女問わず徹底した人体破壊描写が行われた。
『伝説巨神イデオン』は、1980年5月に放送開始された日本のテレビアニメである。1982年7月10日にテレビ版の総集編『THE IDEON 接触篇』と、新作映画『THE IDEON 発動篇』が同時公開、併映され、両篇合わせておよそ3時間にも及ぶ長大な上映時間となった。
テレビアニメ放送当時は局地的な人気を得たのみで視聴率は振るわず打ち切られ、最終回は唐突に、「その時だった、イデの発動が起こったのは…」というナレーションとともに全人類が滅亡して締めくくられる。
劇場版「発動篇」では本来予定されていた結末が描かれ、キッチ・キッチン、ギジェほか、主要人物達の壮絶な死に様が老若男女問わずこれでもかと執拗に描かれた。
今も続く「真の最終回は映画館で」のハシリ。
なお、この劇場版はTVシリーズの総集編「接触篇」と併せて公開され、全編通して三時間を越す長丁場となった。
デビルマンレディー
『デビルマンレディー』(DEVILMAN LADY)は、『モーニング』に連載された永井豪による日本の漫画。本作を原作として、1998年10月から1999年5月にかけてアニメテレビが放送された。深夜アニメ、尚且つデビルマンということで、暴力描写が目立つ作品。
ストーリーはとにかくハード。ご都合展開ナシ。どれほど好感度が高いキャラでも容赦なく死ぬ。と、今の深夜番組では放送禁止レベルの内容となっている
監督の平野俊貴や構成の小中千昭は、本作を「ホラー」と位置づけており、その演出と展開により、原作に比べ非常に陰鬱かつ不穏な雰囲気となっている。
【1~3話パック】デビルマンレディー★「獣」「血」「翼」
名作TMSアニメを無料公開中!
【作品概要】
『デビルマン』のパラレルワールドを描いた永井豪の漫画を原作に、大胆なアレンジを加えてアニメ化。『吸血姫美夕』の平野俊貴が監督を務め、ホラーや官能的な要素を織り交ぜながら、種としての人類、人の業といったテーマを掘り下げ重厚な物語に仕上げた。深夜帯での放送にもかかわらず好視聴率をマークした話題作。
第1話「獣」
美貌のモデル・不動ジュンの前に現れた謎の女・アスカ蘭。アスカによって倉庫に閉じ込められたジュンは、暗闇の中、荒々しい怪物の姿に変貌を遂げていく男の姿を目にする。恐怖のあまり泣き叫ぶジュンだが、彼女の肉体にも変化が現れはじめていた。ついにジュンの内なる“獣”が覚醒し、悪魔のごとき力を持った“デビルマン”が出現した!
serial experiments lain(シリアルエクスペリメンツレイン)

serial experiments lain(シリアルエクスペリメンツレイン) 非常に難解なストーリー。一部からカルト的人気を誇る鬱アニメ。
『serial experiments lain』(シリアルエクスペリメンツレイン)は、グラフィック+テキスト形式の雑誌連載企画・アニメ作品・ゲーム作品が同時進行・相互関連して制作されたメディアミックス作品。テレビアニメはテレビ東京で1998年7月6日から9月28日まで放送され、ゲームはプレイステーション(PS)用ソフトとして同年11月26日に発売された。
『存在は認識=意識の接続によって定義され、人はみな繋がれている。記憶はただの記録にすぎない。』という世界観のもとで繰り広げられる、14歳の少女・玲音(lain)をめぐる物語。分析心理学の創始者、カール・グスタフ・ユングが提唱した集合的無意識の化身"lain"がワイヤードを介して現実世界を侵食するというサイコホラー的な作品である。
根底には集合的無意識という考え方が導入されており、作中で遍在という言葉が頻繁に登場する。岩倉玲音自身は人の姿をした集合的無意識そのものであり、英利政美が改変を加えたワイヤードのプロトコルにより集合的無意識が意識化される事で、玲音が遍在して現実世界に影響を及ぼす様子が描かれている。最終的には玲音はワイヤードの神のような存在となるが、英利政美との戦いで親友を巻き添えにするという取り返しの付かない過ちを犯し、これ以上現実世界に危害を加えないために、世界を集合的無意識が意識化されていない時点までリセットしてしまう。ラストシーンでは玲音があらゆる人の記憶から消去され無意識化されると共に、ワイヤードのプロトコル改変も無かったことになっている。
『宇宙の騎士 テッカマンブレード』 「アニメ史上、最も不幸な主人公」

『宇宙の騎士テッカマンブレード』 主人公Dボウイ(相羽 タカヤ)はラダム化した家族・友人を皆殺しにした後、最後はすべての自我・記憶を失った廃人となってしまう。全くの救いがないエンド。
『宇宙の騎士 テッカマンブレード』は1992〜1993年に放映されたタツノコプロ製作のSFアニメ(全49話)。
『宇宙の騎士 テッカマンブレード』は全編を通して主人公・Dボウイの過酷にして悲壮な運命との戦いを描いた非常に重くシリアスな作品である。主人公に襲い掛かる情け容赦のない悲劇とそれでも足掻き続ける展開は、当時の視聴者の涙腺をことごとく破壊していった。作画が安定しないというネタ方面でも有名。
Dボウイの辿った不幸
・地球に来た当初はテッカマンということで人々から白い目で見られる
・自分の親しかった人達と本気で殺し合うことを宿命付けられる
・テックセットが30分を過ぎると暴走、敵味方の区別なく破壊の限りを尽くす
・唯一、味方だった妹も酷い最後を遂げる
・不完全なテッカマンの代償として肉体が崩壊を始める
・ブラスター化により肉体の崩壊は止まったようにみえたが、実際は脳細胞に崩壊が集中しただけでありどんどん記憶を失っていく
・最後は人間としての記憶を全て失い廃人化
戦いの中で次々と大切なものを失っていく境遇から、当時は「アニメ史上、最も不幸な主人公」とさえ呼ばれるDボウイだが、最終話に至っては、ラストシーンでフリーマンが吐露したように「忘却こそが唯一の救い」ともとれる結末を迎える。
下手をすれば全てのアニメ作品においてDボウイほど不幸かつ過酷な道をたどったヒーローはいないと思われる。
『ef – a tale of melodies.』
ef – a tale of memories.の続編に当たる。前作よりも鬱度が半端ないので注意しよう。特に6話は本作最高クラスのトラウマ回となっている。
アニメ第2期「ef – a tale of melodies.」の第6話に流れた「雨宮優子」の告白は視聴者にトラウマを植え付けた。衝撃的な鬱演出。
雨宮優子は、「雨宮明良から虐待や性的暴力を受けている」ことを火村夕にすべて告白し、自分と同じように夕を苦しめようとするが、夕からの本気の決意を見せられて、また一緒に暮らす様になる。
雨宮優子は、幼い頃は火村夕と共に孤児院で暮らす。しかし、後の義兄、雨宮明良が彼女を引き取った事により二人は離ればなれになる。明良は災害で亡くした実の妹の埋め合わせとして、容姿がそっくりな優子を引き取った。 しかし、優子が妹に似ていない事に気付いた明良は次第に優子に暴力を奮うようになる。 その暴力は日に日にエスカレートしていき、ついには性的暴力まで奮うようになった。
雨宮優子が肌を見せないのは、雨宮明良から受けた虐待、暴行の跡があったからだった。
『進撃の巨人』 巨人に仲間が喰われるグロシーンが多い
『進撃の巨人』(しんげきのきょじん、Attack on Titan)は、諫山創による日本の漫画作品。巨人と人間との戦いを描いたダーク・ファンタジー。
主人公であるエレン・イェーガーの見ている前で彼の母親も巨人に食べられてしまうという、衝撃的すぎる第1話。気味が悪い巨人に仲間が喰われるグロシーンが多い。
15分で追いつける!アニメ『進撃の巨人』ダイジェスト
2020年12月6日(日)からNHK総合にて放送開始のTVアニメ「進撃の巨人」The Final Season放送を前に、Season 1からSeason 3までの内容に10分で追いつける特別映像を公開!
人類は突如出現した「巨人」により滅亡の淵に立たされた。生き残った人類は「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」という巨大な三重の城壁(甕城)の内側に生活圏を確保することで100年の間、辛うじてその命脈を保っていた。
『ひぐらしのなく頃に』

『ひぐらしのなく頃に』第1話(鬼隠し編 其の壱 )「ハジマリ」 豹変した竜宮レナの台詞「嘘だッ!!!」は、「ひぐらしのなく頃に」を代表する名台詞として語り継がれている。
『ひぐらしのなく頃に』は、07thExpansionにより製作された同人ゲーム。原作の出題編・解答編・ファンディスクの内容全てがアニメ化されている。
『ひぐらしのなく頃に』第1話(鬼隠し編 其の壱 )「ハジマリ」において、それまで明るい性格を見せていた竜宮レナが豹変し、前原圭一に「嘘だッ!!!」と叫んだ場面は、強烈なインパクトをプレイヤー・視聴者に与えた。実際には雛見沢症候群から来る圭一の妄想。
【ひぐらしのなく頃に】 竜宮レナの台詞「嘘だッ!」 新旧比較
【目次】
00:00 NEW(ひぐらしのなく頃に業)
01:04 嘘だッ!
01:44 OLD(ひぐらしのなく頃に(2006))
03:01 嘘だッ!
園崎詩音「勝った、勝ったぞ、悟史君を殺したやつらに勝ったんだーっ!!」 「ヤンデレ四天王」にも選ばれるヤンデレキャラとして有名な園崎詩音の有名な顔芸。
TVアニメ「ひぐらしのなく頃に 業」公式サイト
https://higurashianime.com/
昭和58年初夏。人口2千に満たない寒村、雛見沢で起こる惨劇―――。完全新作、まだ誰も知らない雛見沢へ。 原作:竜騎士07「ひぐらしのなく頃に」新プロジェクト
無敵超人ザンボット3
『無敵超人ザンボット3』は、日本サンライズ制作の日本のロボットアニメ。テレビアニメとして1977年から名古屋テレビほかで放送された。
物語の終盤にみられる、主要キャラクターが次々と死亡する展開は、富野の異名「皆殺しの富野」の原点の一つとして語られ、そのスタイルを印象づけた。特に「人間爆弾」はみんなのトラウマとして名高い。
人間爆弾を解除する方法はなく、人を巻き込まないように爆死する努力をするしかないと言う救いようの無い結末。
「人間爆弾」を始めとした非人道的ながら合理的な敵の戦闘手段、正義の味方のはずの主人公たちが守るべき人間たちを意図せず巻き添えにしてしまう展開、それによって主人公たちが市民から受ける迫害、『正義とは何か、そして誰が正義を決めるのか』と疑問を投げかける結末など、熱血スーパーロボット系アニメの流れを汲みつつも後のリアルロボット路線に通じる徹底して容赦ないシリアス展開が話題を呼び、「伝説巨神イデオン」と並ぶ「黒富野」の代表作と評された。

『無敵超人ザンボット3』第23話「燃える宇宙」(最終回) 主要キャラクターが次々と死亡する展開。神江宇宙太と神北恵子は勝平を残し、大破したザンブル、ザンベースでバンドックに特攻していく。
神北恵子(かみきた けいこ)は最終話で勝平に突破口を開かせるべく、宇宙太と共にバンドックに特攻し、両親にさよならの言葉を残し、宇宙太同様短い生涯を終える。
主要キャラクターが次々と死亡する展開は、富野の異名「皆殺しの富野」の原点の一つとして語られ、そのスタイルを印象づけた。
新世紀エヴァンゲリオン
1990年代においては全てが画期的だった独特の演出、オタク心をくすぐるキャラクター造形や萌え系サービス演出、謎めいた設定などがマニアの間で高い評価を受け、社会現象を巻き起こした。
最初のうちこそ明るい雰囲気であったが、中盤以降は主人公の「碇シンジ」のメンタルをえぐる展開が続発し、見た者を鬱な気分に陥れる様な重い・暗いストーリーになり、見た者の精神を叩きのめす「鬱アニメ」の代名詞的な存在となった。
第弐拾参話にて使徒・アルミサエルに零号機のボディを浸食されコントロールを乗っ取られた綾波レイは、碇シンジを守るため零号機もろとも自爆してしまう。しかし死んだはずの綾波レイは再び変わらぬ姿でシンジ達の前に姿を現す。
なんと綾波レイのコピーが大量に用意されていた。アニメ史に残る視聴者の度肝を抜いた衝撃的なトラウマシーン。
リツコ 「真実を見せてあげるわ。」
シンジ 「綾波…レイ…?」
ミサト 「まさか、EVAのダミープラグは!」
リツコ 「そう、ダミーシステムのコアとなるもの。その生産工場よ。」
ミサト 「これが!?」
リツコ 「ここにあるのはダミー。そしてレイのためのただのパーツに過ぎないわ。」
エヴァ零号機は不明だが、エヴァ初号機以降のエヴァはそれぞれに搭乗者の母親の魂がサルベージしてあるものと考えられる。2004年に初号機の接触実験が行われ、ユイが初号機と同化。ユイの救出の際に復元されたレイの体(器だけ)。
惣流・アスカ・ラングレーは、EVAとのシンクロ率は2桁を切るという状態になり、弐号機の起動すら不可能になる。
アスカ「シンクロ率ゼロ・・・・・・セカンドチルドレンたる資格なし」
アスカ「もう私がいる理由もないわ 誰も私を見てくれないもの パパもママも誰も・・・」
アスカ「私が生きてく理由もないわ」
鬱展開の第弐拾四話「最後のシ者」に続く、第弐拾五話「終わる世界」は、視聴者を置き去りにする想像を絶する超展開となった。とんでもない演出。視聴者は唖然とした。
人類補完計画が発動したことが文字情報のみで示され、その中で絶望し苦悩するシンジの精神世界が描写される。
シンジ「僕を見捨てないで。」
ミサト「私を捨てないで。」
アスカ「私を殺さないで。」
特に第弐拾四話「最後のシ者」に続く、第弐拾五話「終わる世界」と最終話「世界の中心でアイを叫んだけもの」の演出や展開、その結末は凄まじい反響と賛否を巻き起こし、各出版社から謎解き本が出版されるなど、サブカル界隈も巻き込み、旧劇場版公開による完結まで大いに話題を呼んだ。
碇シンジがみんなの祝福を受けるエンディングシーン。登場人物たちから一同に「おめでとう」と祝福され、シンジは「ありがとう」と言って微笑んだ。
これまでの主要登場人物(カヲルを除く)が次々と現れてシンジに語りかけ、その問答の果てに、シンジは今までとは全く違う世界を見ることになる。何の変哲もない学生生活を送るシンジと登場人物たち。母親(ユイ)も亡くなってはおらず、使徒もEVAも存在しない世界。その世界を見たシンジは「世界は自分次第であらゆる可能性がある」こと、そして「僕はここに居ても良いんだ」と気付く。
ちなみに制作当時、ガイナックスの屋上から何度も飛び降りようとしたり「医者にもらった薬を飲んでも気持ちよくならない」と嘆いたりと精神状態が不安定だった庵野は、終盤になると「女性器の大アップ流して打ち切りになろうかな」と半分本気で悩んだという。24話でついに限界に達し、最終2話はああなった。
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■『宇宙戦士バルディオス』 人類が水没して滅亡という衝撃的な最終話で打ち切りバッドエンド。
■『合身戦隊メカンダーロボ』 最後の7話のうち6話が総集編という壮絶な打ち切りバッドエンド。
■『魔法戦争』 唐突に終わる意味不明な最終回。非常にレアな不評すぎるバッドエンド。
■「Rewrite(リライト)」(第一期)13話 救済で人類滅亡エンド。第一期はバッドエンドに。
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■『魔法少女特殊戦あすか』 2019年1月放送予定。鬱展開のダークファンタジー。
■『魔法少女まどか☆マギカ』 魔法少女系の体裁の過酷な鬱展開すぎるダークファンタジーの原点
■『終末のイゼッタ』 第二次世界大戦時のヨーロッパに酷似した世界を舞台とするファンタジー。
■『魔法少女サイト』 かなり鬱展開すぎる魔法少女モノ。グロ要素あり。
鬱展開の魔法少女系、変身少女系などの戦闘美少女アニメ作品をまとめています。
アニメ史上屈指の鬱展開のトラウマ回 14選 | altoria[オルトリア]
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アニメ史上屈指の多くの視聴者にトラウマを植え付けた回のまとめ。鬱展開に定評のある「鬱アニメ」の中からさらに屈指の鬱回、トラウマ回を厳選しています。
■「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」 「蝕」の衝撃的なトラウマ映像
■『蒼穹のファフナー』第22話「守護〜ちから」、第23話「劫掠~おとり」
■『美少女戦士セーラームーン』第45話「セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦」
ほか、鬱展開に定評のある「鬱アニメ」の中からさらに屈指の鬱回、トラウマ回を厳選
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