
アニメ史に残る伝説のトラウマ回・鬱回の中でも衝撃的なキャラの死亡シーンに焦点を当てた特集のまとめ第18弾。『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』、『黒執事』、『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』、『魔法少女サイト』、『寄生獣 セイの格率』、『宝石の国』など。
命の火を抜き取る工場(さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅)

『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』 衝撃の事実が明かされた。機械化人のエネルギー源(食料)の原材料は、生身の人間の魂「命の火」であった。機械化世界の繁栄は、実は生身の人間の犠牲の上に成り立っていた。
1981年公開の映画2作目『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』と原作漫画『銀河鉄道999』の最終回では、帝国を支える重要なエネルギーである機械化人の食料が生身の人間の命の火、すなわち人の魂という衝撃の事実が明かされた。
映画2作目では機械化人の食料として命の火を封じ込めたエネルギーカプセルが登場している。このカプセルは惑星大アンドロメダの大寺院内にある工場で生産されており、多くの生身の人間が幽霊列車により工場へと運び込まれ、命の火を抜き取られていた。命の火を抜き取られた生身の人間の死体はダスト・シュートに集められる。
理想の楽園、機械化世界の繁栄が、実はおびたたしい生身の人間の残酷なまでの犠牲の上に成り立っていることは誰にも知られてはいけない機密情報であった。
映画2作目『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』においてメーテルが機械帝国の新女王に就任したのは、星野鉄郎に機械化人間の食料が生身の人間から抜き出した「命の火」であることを見せるために必要な資格を得るためのものであった。
メーテルが女王権限で「命の火を抜き取る工場」のドアを開けて鉄郎達に、その驚愕の実態を見せる。機械化世界のエネルギー源は、生身の人間の命の火、すなわち人の魂であった。
惑星大アンドロメダの大寺院内にある「命の火を抜き取る工場」は、アニメ史に残る屈指の非人道的な殺戮システムである。

惑星大アンドロメダに運び込まれた生身の人間が次々と流れていく・・・子供が泣き出すレベルの恐ろしいトラウマシーン。この状態の人間は身動きは一切していないが、まだ生きている状態。
幽霊列車は、999号よりはるかに大型、高速の武装貨物列車で映画版2作目『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』に登場。
運行スケジュールは不明だが、宇宙各地を回って惑星大アンドロメダへ向かうようである。その実態は機械化人の食料であるエネルギーカプセルの原料・「命の火」を抜き取る処理を行う前の生身の人間を運ぶためのものであった。
初登場時、支線の軌道に入るよう999号の機関車(C62 48)に命令し、999号を支線の軌道に入れさせ、追い抜いたことでC62 48のプライドを傷つけた。走行時の衝撃波は999号側面の窓ガラスを軒並み割ってしまうほどである。
機関車先端のハイパワービームライトと不気味な汽笛で周囲を威圧するように走る。貨車天井にはセンサー式連動銃が内蔵され、接近者に対しての防衛用武器としている。惑星大アンドロメダの命の火を抜き取る工場が終点。最期はサイレンの魔女に吸い込まれた。原作の漫画版でも同じ車両と思しき機械超特急が「絶対機械圏」のエピソードで登場している。
【動画】『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』に登場する「幽霊列車」
幽霊列車「999に告げる、支線に入り本線を開けよ。我が列車の通過を妨げてはならない」
幽霊列車「軌道を空けろ、愚か者!」と999号を恫喝し、強引に抜き去っていく恐るべき幽霊列車。
鉄郎「あの列車、何を運んでいるんだ?」
車掌「分かりませんよ、私も」
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(はがねのれんきんじゅつし フルメタル アルケミスト)は、ボンズ制作の日本のアニメ。テレビシリーズアニメとして2009年4月5日から2010年7月4日までMBS・TBS系列 (JNN) ほかにおいて放送された。
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』第54話「烈火の先に」
エンヴィーは、最後の対決の際に、ロイ・マスタング達に自分がマース・ヒューズを殺したことを明かし、更には彼の死を侮辱するなどしてマスタングを挑発したことで彼の怒りを買い、凄まじい炎の猛攻で半死半生にまで追い詰められる。
往生際悪く、ヒューズに変身してマスタングを油断させようとしたりマスタング本人に変身してリザ・ホークアイを欺こうとしたりしたが、それらの卑劣な策も通用しなかった。

親友のマース・ヒューズを殺した真犯人・エンヴィーに対する憎しみに囚われるロイ・マスタング大佐は、烈火の如く憤怒しエンヴィーが瀕死になるまで焼き尽くした。
遂には体を燃やし尽くされて本体が残ったところをマスタングにトドメを刺されかけるが、憎しみに囚われる彼を見かねたエド達に止められる。それでもなおエド、スカー、マスタング、ホークアイを十八番の口車で誘導し同士討ちを狙うも、既に他者への憎しみを捨てていた4人には通用せず、逆に「人間を嫌っている一方でその人間を羨み、嫉妬していた」という自身の本質を、最も嫌っていた人間であるエドに理解されてしまい、その屈辱に耐えきれなくなり、自ら賢者の石を剥がして自害する。
その際初めてエドのことを「鋼のおチビさん」ではなく本名の「エドワード・エルリック」と呼んで消滅していった。なおその最期を見届けたマスタングは「自死か…卑怯者め」とやるせなさそうに呟いている。

「そんな人間がお前はうらやましいんだ」というエドの言葉に"エンヴィー"という名からくる自らの本性を理解し自殺。エンヴィーは、自ら賢者の石を剥がして自害する。
エンヴィーは、巨大なトカゲのような体の表面に無数の人の顔や体が生えたグロテスクな怪物であり(怒ったり、戦闘に劣勢に陥ると変身することが多い。)、核である賢者の石の残量が1になると哺乳類の胚のような姿になる。この状態ではまともに行動できなくなり、大きさも大人の掌ほどにまで小さくなる。
しかし、他人の肉体を乗っ取って吸収し、直接賢者の石の残量に還元することで元の大きさに戻ることが出来る(やろうと思えば万全の状態でも可能)。アニメでは声のトーンも変わる。怪物姿の際も、胚のような姿の際も、体色は爬虫類のような緑色をしている。

『黒執事』第5話「その執事、邂逅」
マダム・レッドとは、『黒執事』の登場人物。マダム・レッドは通称名であり、本名はアンジェリーナ・ダレス。
裏の顔は切り裂きジャック事件の犯人。動機は、自分がもう子供を産めないのに対し、気軽に子供を堕胎する娼婦達への嫉妬から。シエルに正体を見破られて彼を殺そうと目論むが、躊躇してしまったためにグレルに見限られ、殺害された。
シエルに正体を見破られて彼を殺そうと目論むが、躊躇したためにグレルに見限られ死神の鎌(デスサイズ)で胸を切り裂かれ死亡した。
シエル「全ての殺人に関わるのは、どの人間にも無理だ。だが人ならざる者が共犯となれば、話は別だ。・・・・切り裂きジャックであり得るのは、おまえたちしかいない。マダム・レッド。グレル・サトクリフ」
グレル「アナタにはガッカリよマダム!ただの人間になったアナタに興味はないわ!」
『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』第10話「その身を捧ぐ」
タカオ(蒼き鋼のアルペジオ)とは、アニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」及び原作漫画「蒼き鋼のアルペジオ」に登場する霧の艦隊・重巡洋艦 タカオ及びそのメンタルモデルである。
第10話では行方不明となったイ401捜索の為、ヒュウガの作業用ポッドで単独潜航。海底に横たわるイ401の残骸と救命ポッドを発見する。中には群像、そしてイオナのユニオンコアが。群像が無事であったことを喜んだのも束の間、イオナがその身を群像に捧げたことを理解し、そこに自分が入る隙間がないことを悟ったタカオは、イオナと同じく自らを犠牲にして他者を救うという霧にはありえない選択をする。
タカオはその船体及びメンタルモデルのナノマテリアルを全て使用し、イ401と融合。やがて新たな蒼き鋼の巨大潜水艦が深海から光を放ち急浮上、海上に姿を現した。随所に重巡洋艦タカオの面影を残すこの艦は、タカオの「沈まぬ愛」の象徴と言っても過言ではないだろう。
タカオ「見つけた!・・・・千早群像!」
タカオ「あ・・・。全く、本当にアンタってば。これじゃ、私の入り込む隙間なんて、どこにもないじゃない」

イオナがその身を千早群像に捧げたことを理解し、そこに自分が入る隙間がないことを悟ったタカオ。自らの恋の引き際を悟ったタカオの決断は・・・イオナと同じく自らを犠牲にして他者を救うという霧にはありえない選択をする。
ヒュウガ「自らを犠牲にして他者を救う。それは本来、霧にはあり得ない行為。まさか、イオナ姉さまがそんな選択をするとはね。そして、アンタも。アンタを構成しているナノマテリアルを使えば、イオナ姉さまの身体を再生することは可能。でも、今度はアンタが身体を失うことになる。硫黄島のナノマテリアルを失ったいま、再生するのは不可能よ・・・」
タカオ「そうでしょうね」
ヒュウガ「あんたはそれでいいの?」
タカオ「それが艦長の。千早群像の望みなら」
マヤ「コンゴウはアドミラリティコードに従っていればいいんだよ、コンゴウはアドミラリティ・・・」
コンゴウ「マヤ・・・何を言っているマヤ、マヤ!」
イ400&402「無駄です、重巡洋艦マヤに感情プログラムは実装されていない。彼女は私たちが作った監視ユニット」
コンゴウ「そんな、馬鹿な。嘘だろ、マヤ。お前は私の、わ、たしの・・・」
マヤ(蒼き鋼のアルペジオ)とは、アニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」及び原作漫画「蒼き鋼のアルペジオ」に登場する“霧”の艦・マヤ及びそのメンタルモデルである。
原作同様コンゴウに付き従い任務に忠実な点は一緒。しかし、原作よりもさらに子供っぽさが増しており、アニメ版の新設定などもありハルナとは合流せずそのままコンゴウと行動を共にしていた。
その正体は400と402が感情を持ち始めたコンゴウを監視するために作り上げた、でっち上げのメンタルモデルどころかユニオンコアすらない木偶人形 だった。感情もプログラミングされた最低限のものしか与えられていない。
彼女の正体がマヤを唯一の心の拠り所としていたコンゴウを極限まで追い詰める要因となり、コンゴウがイ400達の拘束を脱出後はマヤを吸収し、浮遊要塞「コンゴウ」へと変化させた。
『テラフォーマーズ』 残酷シーンの黒丸でのグロ規制。
『テラフォーマーズ』(TERRA FORMARS)は、作:貴家悠、画:橘賢一による日本の漫画作品。略称は「テラフォ」。火星のテラフォーミング用に放たれたことで人型へと進化したゴキブリ「テラフォーマー」と、それを駆除するために特殊な手術を施された人間との戦いを描いたSF漫画。2014年にテレビアニメ化、OVA化。2016年に実写映画化された。
重要そうな人物があっさりと死ぬ、女性キャラも容赦なく死ぬ、ページめくったら死ぬなど「いつ誰がどんな酷い死に方をするかわからない」スリリングな展開が本作の特徴の一つ。アニメのTV放送版は残酷描写の規制が凄まじく、アクションシーンなど画面が真っ黒で何が起こっているのか、わからない状態になっている。黒い丸枠でのグロ規制が際立っていた。

『テラフォーマーズ』第1部では、テラフォーマーが登場人物の脊髄をぶっこ抜いた挙句、それを剣代わりにして攻撃する。脊髄ぶっこ抜きは、アニメ史に残る残酷な殺戮シーン。規制されるのもしかたがない。
「魔法少女サイト」第9話「神は僕を見離さない」
『魔法少女サイト』は、佐藤健太郎による日本の漫画作品。テレビアニメ『魔法少女サイト』は、2018年4月より6月まで毎日放送『アニメイズム』B2枠ほかにて放送された。
穴沢虹海(あなざわにじみ)は、『魔法少女サイト』の登場キャラクター。人気アイドルグループ『いぬあそび。』のメンバー(チワワ担当)で、魔法少女の一人。
ファンからは「にじみん」の愛称で親しまれており、『いぬあそび。』メンバーの中でも特に根強い人気を集め、直戸圭介をはじめとする熱狂的なファンを多く獲得している。全てのファンに対して神対応であり、ダンスもメンバーの中でも群を抜いて上手い。
『魔法少女サイト』第9話「神は僕を見離さない」
穴沢虹海は、自分のステッキを手にした朝霧 要(あさぎり かなめ)に操られるが、清春の魔法の上書きで正気に戻ると同時に全てを知らされ、自分のせいで仲間を危険にさらした強い後悔と罪悪感から絶望に閉ざされた末、これまでにない殺意と憎悪を爆発させた。しかし要が手にした紗雪の日本刀型ステッキで斬られ致命傷を負うが、最期の力と執念を振り絞って割ったガラス瓶で要の喉を掻き切り、笑顔を浮かべたまま死亡。
穴沢虹海の恋心を利用して、ステッキを手に入れた朝霧 要(あさぎり かなめ)は、さらなる行動に出る。すでに人を殺した要に、迷いはない。魔法少女たち殺害し、全てのステッキを我がものにしようと、要は彩のもとへと向かう…。
命が尽きる直前、仲間へのせめてもの罪滅ぼしとして、「要だけは仕留めなくてはならない」と最期の力と執念を振り絞って立ち上がり、パンツ型ステッキによる命令ができぬよう、その場に落ちていたガラス瓶を割り、その割れた瓶で要の喉元を掻き切り、壮絶な反撃を下した。
何者かに拉致られ消える兄貴。
朝霧 彩(あさぎり あや)「あっ…にじみん!ねえ…にじみん?嘘…こんな…にじみん起きてよ。ねえってば!」
奴村 露乃(やつむら つゆの)「もう手遅れよ。死んでいるわ」
彩「そんな…そんな…だってもう誰も死なせないって…」
潮井 梨ナ(しおい りナ)「ちっ!甘ぇんだよてめぇは。誰かを殺ろうと思えば殺られるリスクもある。そういうもんだろうよ…」
彩「にじみん…にじみん…」
最期の最期で自分を騙して仲間を傷付けた要に一矢を報いることに成功し、虹海は笑顔を浮かべたまま息を引き取った。
「銀河烈風バクシンガー」
『J9-II 銀河烈風バクシンガー』(ぎんがれっぷうバクシンガー)は、1982年7月6日から1983年3月29日までテレビ東京で放送された、国際映画社制作のロボットアニメ。物語のモチーフは、幕末時代の日本、新撰組の顛末。
銀河烈風隊は史実の新撰組同様、だんだんと追いつめられて行くが、それでも、主君を裏切ったり隊を逃げ出したりせず、「烈」の花火を壮大に打ち上げてほとんどの主要キャラクターが戦死する悲劇的な結末を迎える。
第39話「烈風散華」(最終回)のサンダビーダ要塞での決戦により、銀河烈風総勢236名は、主要幹部兼バクシンガー搭乗要員は玉砕。その他多くの隊士たちも、若い命を散らした。まさかの主人公全滅、バッドエンドで幕を閉じる。
ディーゴ・近藤、そして佐馬之介・ドーディ(さまのすけ ドーディ)と、次々にバクシンガー搭乗要員を失っていった銀河烈風。
最終回で描かれたサンダビーダ要塞における最終決戦において、シュテッケン・ラドクリフ / 諸刃のシュテッケン、真幌羽士郎(まほろば しろう) / ビリー・ザ・ショット、ライラ・峰里(らいら みねり)もあっけなく散っていく。
『寄生獣 セイの格率』第18話「人間以上」
『寄生獣』(きせいじゅう、Parasyte)は、岩明均による日本の漫画。『モーニングオープン増刊』(講談社)にてF号(1988年)からH号(1989年)まで全3話の中編作品として連載された後、続きの第4話以降が『月刊アフタヌーン』(同)に1990年1月号から1995年2月号にかけて連載された。謎の寄生生物ミギーと共生することになった高校生・泉新一の数奇な運命を描く。
テレビアニメは、『寄生獣 セイの格率』(きせいじゅう セイのかくりつ)のタイトルで、2014年10月より2015年3月まで日本テレビほかで放送された。
田宮 良子(たみや りょうこ)→田村 玲子(たむら れいこ)は、原作漫画『寄生獣』の第5話から第49話にかけて登場。新一の通う高校の代用かつ新任の教師として現れたパラサイト。数学教師「田宮良子」の名前と社会的立場をそのまま受け継ぎ、パラサイトの中でも特に高い知能を持つ個体。「A」襲撃事件直後に父親不明の子を妊娠していることが発覚した際、身分を捨てて姿をくらまし、再登場時には名前を「田村玲子」と変え未婚の母となっている。
『寄生獣 セイの格率』第18話「人間以上」
田村 玲子(たむら れいこ)は、泉 新一(いずみ しんいち)と接触し「パラサイトと人間は一つの家族であり、パラサイトは人間の『子供』」という結論に達したことを話し、次いで広川の正体について言及しかけたところで平間達に見つかり、尋問後に銃撃を受ける。
反撃も逃走もせずに、無抵抗のまま身を挺して子供を銃撃から守り続け、最期に愛と信頼の心を芽生えさせたかのように新一に子供を預けるというパラサイトとしてはあり得ない行動に出た後、新一にパラサイトが生まれた疑問を追求していた事を伝え、崩れ落ちるように絶命した。

田村 玲子(たむら れいこ)は、反撃も逃走もせずに、無抵抗のまま身を挺して子供を銃撃から守り続け、新一に子供を預ける。田村玲子としてはとにかく泉新一を引き留めたいという一心で母親の顔を装った。
『宝石の国』第8話
『宝石の国』(ほうせきのくに)は、市川春子による日本の漫画。講談社『月刊アフタヌーン』2012年12月号より連載中。
2017年5月19日にテレビアニメ化が発表され、同年10月から12月まで放送された。
「古代」といわれるほどの過去に「にんげん」が存在したと伝えられる遠い未来の世界。そこでは、遠い昔に6度の流星飛来のために海中に没した地上の生物の中から、「微小生物」に食われて無機物となり、長い年月を経て、宝石の体を持つ人型の生物が生まれており、28人の宝石たちは、月から来襲して宝石たちを拐っていく月人(つきじん)との戦いを繰り返しながら、残された陸地で指導者である金剛先生の元で長い時間を寄り添って暮らしていた。
『宝石の国』第8話「アンタークチサイト」
フォスフォフィライトは戦うことのできなかった自分への悔しさで眠らずにおり、鍛錬を兼ねて冬の番をしているアンタークチサイトの仕事を手伝うことになるが、今度は流氷に落ちて両腕を失うこととなる。
フォスは腕の代わりにする素材を探しにアンタークと共に緒の浜に赴き、金と白金からなる合金を試しに腕につけてみたところ、思いもよらぬ動きをしはじめた腕の操作に手間取るうちに目の前でアンタークが月人に拐われてしまう。
このことはフォスの心に深い影を落とし、新しい伸縮する腕で月人を撃退できるほど強くなったが、悪夢を見るために眠ることもできず、アンタークの仕事を代わりに淡々とこなしていくだけの冬となる。
「アンタークチサイト」とは、『宝石の国』に登場するキャラクター。他の宝石たちが冬眠につく冬の間、金剛先生と共に二人で過ごし、皆の眠りを妨げる流氷を砕破する仕事などをしている。 冬以外は金剛先生に会えず、さらに冬は他の宝石たちは基本的に眠っているため、先生への思い入れが強く、甘えたり案じたりと先生に関する場面が多い。
アンタークチサイトは、フォスとともに流氷砕波の仕事を行っていた際、海に落ちて両腕を紛失したフォスのために、新たな腕の素材として合金を見つけ、仮止めしたところで月人に襲われる。
身体の各部を破損しながらも一人で新型を撃退するが、フォスを助けようとした隙を再び現れた月人につかれ、かろうじてフォスが取り戻した右足の足首からつま先の部分だけを残し、連れ去られてしまう。
関連するまとめ「アニメのトラウマ回《衝撃的なキャラの死亡シーン編》」シリーズ・「鬱アニメ」
アニメのトラウマ回《衝撃的なキャラの死亡シーン編①》9作品 | altoria[オルトリア]
https://altoria.jp/12434/
アニメ史に残る伝説のトラウマ回・鬱回の中でも衝撃的なキャラの死亡シーンに焦点を当てた特集のまとめ第一弾。『未来日記』『CHAOS;CHILD』『ふしぎの海のナディア』「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」ほか。
アニメのトラウマ回《衝撃的なキャラの死亡シーン編⑭》9作品 | altoria[オルトリア]
https://altoria.jp/17221/
アニメ史に残る伝説のトラウマ回・鬱回の中でも衝撃的なキャラの死亡シーンに焦点を当てた特集のまとめ第14弾。『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』、『吸血姫美夕』、『ソードアート・オンラインⅡ』、OVA『魔界転生』、『機動戦士ガンダムF91』、『トータル・イクリプス』など。
アニメのトラウマ回《衝撃的なキャラの死亡シーン編⑮》9作品 | altoria[オルトリア]
https://altoria.jp/17414/
アニメ史に残る伝説のトラウマ回・鬱回の中でも衝撃的なキャラの死亡シーンに焦点を当てた特集のまとめ第15弾。『マクロス7』、『進撃の巨人』、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』、『魔法少女特殊戦あすか』、『ブギーポップは笑わない』など。
アニメのトラウマ回《衝撃的なキャラの死亡シーン編⑯》9作品 | altoria[オルトリア]
https://altoria.jp/17446/
アニメ史に残る伝説のトラウマ回・鬱回の中でも衝撃的なキャラの死亡シーンに焦点を当てた特集のまとめ第16弾。『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』、『進撃の巨人』、『喰霊-零-』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』、『機動戦士ガンダム00』、『がっこうぐらし!』など。
アニメのトラウマ回《衝撃的なキャラの死亡シーン編⑰》9作品 | altoria[オルトリア]
https://altoria.jp/17904/
アニメ史に残る伝説のトラウマ回・鬱回の中でも衝撃的なキャラの死亡シーンに焦点を当てた特集のまとめ第17弾。『steins;gate(シュタインズゲート)』、『タッチ』、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』、『犬夜叉 完結編』、『機動戦士ガンダムΖΖ』、『機動戦士Vガンダム』など。
トラウマ級の「鬱アニメ」24選!悲壮な話や鬱成分に飢えているあなたにおすすめ! | altoria[オルトリア]
https://altoria.jp/197/
絶望気分や鬱成分に飢えているあなたにおすすめの「鬱アニメ」の24選です。名作の鬱アニメは泣ける作品も多いのが特徴です。とくに『火垂るの墓』『ぼくらの』『School Days』『エルフェンリート』は別格の4強とも呼べるトラウマ級の鬱アニメですね。ネタバレやグロ要素も含んでいる作品紹介があるので閲覧注意で。
衝撃のラスト!救いのないバッドエンドのアニメ 18選 | altoria[オルトリア]
https://altoria.jp/2455/
あまりにも救いがない欝すぎるバッドエンド、あまりにも衝撃的な展開の流れによるバッドエンドの傑作アニメをまとめています。ネタバレ、グロ成分、トラウマ要素多目なので、閲覧は自己責任でお願い致します。
関連まとめ


『PSYCHO-PASS サイコパス』の衝撃的なグロシーン・鬱展開すぎるトラウマシーン(キャラ死亡シーン・虐殺や猟奇事件)

ゲーム史に残るトラウマ必至の鬱ゲー②(17作品)

涙腺崩壊!大人でも号泣必至の「泣けるアニメ」24選
