
アニメ史に残る伝説のトラウマ回・鬱回の中でも衝撃的なキャラの死亡シーンに焦点を当てた特集のまとめ第10弾。『グリザイアの果実』、『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、『機動戦士Zガンダム』、『この世界の片隅に』、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』、『なるたる』、『メイドインアビス』など。
『グリザイアの果実』 「滝園学園マイクロバス転落事故」の真相。

『グリザイアの果実』第10話「エンジェリック・ハゥルI」 周防天音(スオウアマネ)が語る「滝園学園マイクロバス転落事故」の真相は、地獄絵図のような過酷なサバイバルの末に、食人の禁忌を犯した壮絶な悲劇。アニメ史に残るトラウマ回。
『グリザイアの果実』は、フロントウイングから発売されたアダルトゲーム。正式名称は『グリザイアの果実 – LE FRUIT DE LA GRISAIA -』 。
テレビアニメ『グリザイアの果実』が2014年10月より12月まで放送され、2015年4月から6月にかけて続編にあたる『グリザイアの迷宮』を単発アニメ(1時間(60分)スペシャル)として、『グリザイアの楽園』を連続アニメとして、いずれもAT-Xほかにて放送された。

周防天音(スオウアマネ)が語る「滝園学園マイクロバス転落事故」の忌まわしい記憶。それは壮絶すぎる悲劇であった。特に『グリザイアの果実』第12話は、アニメ史に残るトラウマ回。
周防天音(スオウアマネ)は、「グリザイアの果実」に登場するエッチなお姉さんヒロイン(攻略キャラ)である。風見雄二に対してやたらと「姉」として接しようとしており、長女・天音、末っ子マキナの三姉妹?というおかしな構図になっている。
テレビアニメ『グリザイアの果実』第10話「エンジェリック・ハゥルI」から12話「エンジェリック・ハゥルIII」にかけて、周防天音(スオウアマネ)の過去、壮絶で凄惨な「滝園学園マイクロバス転落事故」の真相、真実についてが詳細に語られる。主人公の姉である風見一姫が、消息不明になる顛末も語られる。
合宿帰りの滝園学園バスケ部のマイクロバスが旧道を走っていた時にタイヤがパンクし崖から落下、そのままの森へ転落した。バスの乗組員は、生徒13名と男性教諭1名。 バス転落により3名が死亡するが、その後は閉鎖状態故の小さな確執はあれど比較的小康状態を保つ。
16日後、単独で森を脱出した周防天音を除く13名が死亡した、というのが世間的に知られている部分である。
風見一姫(かざみかずき)とは、ゲーム『グリザイアの果実』のキャラクター。主人公の風見雄二の姉。小柄で華奢な身体だが、「圧縮記憶法」と呼ばれる文章高速記憶術による驚異的な知識量と、優れた観察力に裏付けされた的確な判断を下すことのできる、自他共に認める「天才」。
物語の始まる数年前に起きた「滝園学園マイクロバス転落事故」により死亡したとされるが・・・。
表向きは死亡していることになっているが実は生きのびていることが続編の『グリザイアの楽園』にて明らかになった。
『グリザイアの果実』第11話「エンジェリック・ハゥルII」
事態が決定的に動き出したのは転落12日目。学生の一人である小森めぐみが飼っていた犬が死亡し、多くの生徒が口をつむぐ中、風見一姫が死亡した犬を食べる事を提案、受け入れられる。

『グリザイアの果実』第12話「エンジェリック・ハゥルIII」 部長の「坂下千秋」と教諭の「那智義彦」が振舞った「野うさぎや鹿の肉」の正体は、死んだクラスメイトの人肉であった。
『グリザイアの果実』第12話「エンジェリック・ハゥルIII」
13日目には犬の飼い主で生徒の一人「小森めぐみ」が不用意に花の芽を食し倒れる。
14日目、転落時の骨折が元で「広岡たまき」が死亡。
15日目、広岡同様転落時に腹部に傷を負った「桜井美冬」が敗血症により死亡、寝込んでいた小森が精神の摩耗から首吊り自殺。
飢餓と負傷の悪化で、もう限界の生徒たち…。
地獄絵図のような過酷なサバイバルの末に、とうとう食人の禁忌を犯してしまった。人肉を食してしまったら、人は人でなくなる。もうここは地獄。アニメ史に残る衝撃的なトラウマ回として名高い。
部長の「坂下千秋」と教諭の「那智義彦」が野うさぎや鹿を捕まえ、その肉を生存者にふるまう。
風見一姫はある理由から、周防天音は「一姫が食べないのに自分だけ……」との罪悪感からこれらの肉には手を出していない。
そしてこの夜、風見一姫は周防天音と共に森からの脱出を決行。その途中、天音に「坂下と那智の真実を見せる」と語る。
一姫に連れられて森に踏み入った天音は、遠くで情事に耽っていた坂下と那智――そして彼らの足下に散らばる、バラバラにされた人間の手足を発見する。
ここにきて初めて、2人が取ってきた「野うさぎや鹿の肉」=死んだクラスメイトの人肉であると知ってしまった天音は、思わず悲鳴を上げてしまう。

風見一姫「もっとよく見てごらんなさい」 「坂下千秋」と「那智義彦」の足下に散らばる、バラバラにされた人間の手足。あまりにも残酷シーンなので、放送規制で黒ぼかしが入る。

生徒たちが食べた「野うさぎや鹿の肉」の正体は、死んだクラスメイトの人肉であったのだ。生存している生徒が亡くなった生徒の人肉を食べるシーンが描かれていたのだ。
周防天音の悲鳴を聞きつけられ、天音・一姫以外の生存者――「食人の禁忌を犯した者」=狂気に奔った「鬼」たちに追い掛けられるなか、一姫は自らが囮になることで天音を逃がした。泣きながら逃げる天音が振り返ったときに最後に見えたのは、一人、「鬼」たちに取り押さえられている一姫の姿だった。
泣きながら逃走する周防天音が最後に見たのは、正気を失った生徒たちに抑え込まれる風見一姫の姿であった。どうにか脱出した天音の報告によって転落したバスが発見されるが、
他の生存者はおらず、担任教師や一姫を含む全員の死亡が発表される。
劇場版 ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦
『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』は、1993年3月6日に公開された『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開作第11弾である。監督は山内重保。
ブロリーは、劇場版第11作である「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」にて、サイヤ人に伝わる「伝説の超サイヤ人」として初登場。孫悟空(カカロット)やベジータらとともに、サイヤ人の数少ない生き残りの1人であり、かつ純粋な超サイヤ人の一人である。
カカロット(悟空)の出現で過去を思い出したことにより突如暴走してコントロール装置を破壊し、ついには伝説の超サイヤ人に変身して父であるパラガスを殺し、悟空たちと激闘を繰り広げた後にその強力なパワーで悟空たちを圧倒するが、孫悟飯、ピッコロ、トランクス、ベジータの力を集めて一時的にパワーアップした悟空によって腹部に重い拳の一撃を喰らい、肉体が爆発して敗北した。
ブロリーの強さを感じ取ったベジータは当初戦意喪失し、戦うことが好きな悟空も戦闘中に手加減を要求している。
ベジータは当初戦意喪失していたが、戦意を取り戻して、ブロリーに立ち向かうも、あっさり撃沈される。
ベジータ「俺がベジータだー!!じゃああああ!!!」
↓
ベジータ「うおおっ!?」キーン ドカーン
↓
ブロリー「終わったな、所詮クズはクズなのだ……」は定番のネタである(岩盤)。
出てきた瞬間、あっさりやられて岩盤に叩き潰される状態になることが多いので「出オチ」と引っ掛けて、「出王子」と呼ばれることがある。
「伝説の超サイヤ人」と呼ばれる形態になることで、白眼が特徴の、さらに筋肉が膨れ上がった筋骨隆々な大男へと変貌し、パワーアップする。
「伝説の超サイヤ人」に変貌したボスキャラ「ブロリー」はトラウマキャラとして名高い。
孫悟空(カカロット)がブロリーに太刀打ちできない絶望感が、精神崩壊したような孫悟空の表情とその表情が、ガラスが割れるように砕け散る演出でますます強調された。非常にショッキングな演出になっており、視聴者(当時の子供たち)にトラウマを刻み付けた。
孫悟飯、ピッコロ、トランクス、ベジータの力を集めて一時的にパワーアップした悟空によって腹部に重い拳の一撃を喰らい、肉体が爆発して敗北した。
ブロリーは、拳の突き刺さった腹部から傷が瞬く間に広がり、顔面にまで亀裂が走った末に爆散するという壮絶な最期を遂げた。
『機動戦士Zガンダム』第50話「宇宙(そら)を駆ける」

『機動戦士Zガンダム』第50話「宇宙(そら)を駆ける」 Ζガンダムの特攻を喰らったパプテマス・シロッコの壮絶な最期(通称「スイカバー」「スイカバー突撃」)。精神崩壊するカミーユ・ビダン。
『機動戦士Ζガンダム』は、日本サンライズが制作した『ガンダムシリーズ』のテレビアニメ。名古屋テレビを制作局として、テレビ朝日系列で1985年(昭和60年)3月2日から1986年(昭和61年)2月22日まで、土曜 17時30分 – 18時00分の時間帯にて全50話が放送された。略称は「Ζ(ゼータ)」。
パプテマス・シロッコは、死んだ者の魂を吸いオカルト化したΖガンダムの特攻をモロに喰らったが、最期の力を振り絞り、カミーユの精神を崩壊させジ・O共々散っていった。
本作でもかなり印象に残るこのシーンは、パプテマス・シロッコの「顔芸」だの(アイスクリームの)「スイカバー」だのと散々ネタにされて語り草になっている。
パプテマス・シロッコとは、アニメ『機動戦士Zガンダム』の登場人物。地球連邦政府の木星資源採掘船ジュピトリスの責任者。 最終的にこの作品のラスボスとなる。
パプテマス・シロッコ「体を通して出る力?そんなものがモビルスーツを倒せるものか!」
パプテマス・シロッコ「ジ・O、動け!ジ・O、何故動かん!?」
「究極的な最高のニュータイプ」と称されるカミーユの怒りと死者の意思を吸収したΖガンダムの超常的威力の前にジ・Oの制御を失い、ウェイブライダー形態に変形したΖガンダムの突撃を受け、ジ・Oの装甲ごと肉体を貫かれる。こうして肉体は野望と共に消滅するが、絶命の寸前に放った断末魔の思念がカミーユの精神を崩壊させる。

パプテマス・シロッコは、ウェイブライダー形態に変形したΖガンダムに肉体を貫かれる。衝撃的な演出になっている。Ζガンダムの突撃を受ける壮絶すぎる最期。ウェイブライダーの機首の赤い部分がアイスキャンディーのスイカバーに見える。
TVアニメ『機動戦士Ζガンダム』においてスイカバーとは、主役機Ζガンダムの最終攻撃、いわゆる「ウェイブライダー突撃」の俗称。「スイカバー突撃」とも呼ばれる。劇中では最終決戦においてカミーユがパプテマス・シロッコの駆るジ・Oのコクピットめがけてウェイブライダー形態で突撃。機首はジ・Oのコクピットを突き破ってシロッコに直撃した。このとき、シロッコの土手っ腹に突き刺さったウェイブライダーの機首の赤い部分が静止画だとスイカバーのように見えることから、誰かがネタ画像を作るなどして広まっていった。激突時のシロッコの壮絶な顔もどこか笑いを誘うものでありネット上ではよくネタにされる。
この世界の片隅に
『この世界の片隅に』は、こうの史代による日本の漫画作品である。『漫画アクション』(双葉社)にて2007年1月23日号 – 2009年1月20日号まで連載された。2016年11月12日には、片渕須直監督による同名の劇場アニメーション映画が全国公開された。
【動画】『この世界の片隅に』予告篇
1945(昭和20)年3月。
広島県にある呉市は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、18歳のすずさんが大切にしていたものが失われていく。
時限爆弾(地雷弾)の爆発により、目の前で黒村晴美(くろむら はるみ)を亡くし、自らも負傷により右手を失ってしまう。意識が戻った北條すずは、晴美を守れなかったことを黒村径子(すずの夫・北條周作の姉)に責められる。
この世界の(さらにいくつもの)片隅に【映画】
https://ikutsumono-katasumini.jp/
劇場アニメ『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公式サイトです。戦時下の日常を生きるすずの想いがより深く描かれるーー。2019年公開予定。監督:片渕須直、原作:こうの史代(双葉社刊)、主演:のん、音楽:コトリンゴ。
ミナトとクシナの死
波風ミナトとは、漫画「NARUTO」の登場人物。木ノ葉隠れの四代目火影。15年前に暴走した九尾を封印した英雄と呼ばれている人物。九尾封印時に自らの命を代償にしたことで、物語開始時点で既にこの世を去っている。第二部にてナルトの父親であることが分かり、妻は渦の国出身のうずまきクシナであることが発覚した。伝説の三忍の一人自来也を師に、ナルトの担当上忍はたけカカシを弟子にもつ。
『NARUTO -ナルト- 疾風伝』第469話「疾風伝スペシャル 父の決断 母の涙~ナルト出生の秘密~」
四代目火影・波風ミナトは、屍鬼封尽を阻止すべくナルトを殺そうとした九尾の攻撃からうずまきクシナと共にナルトを庇って腹を九尾の爪で貫かれ、術の代償として自ら死が迫る中、八卦封印を発動させてその生涯を終えた。
突如現れた「仮面の男」(うちはオビト)に生まれたばかりの息子・ナルトを人質に取られ、強引に「飛雷神(ひらいしん)の術」で別の場所へと移動させられたミナトは、安全な場所にナルトを避難させ、クシナのもとへと急ぎ戻る。
仮面の男のターゲットはクシナだったのだ。瀕死のクシナを救い出し、仮面の男との戦いに突入するミナト。だが、強力な結界と厳重な警備をくぐり抜けるほどの力を持つ男との戦いは熾烈を極める。同じ頃、木ノ葉隠れの里では、封印を解かれた九尾の妖狐の襲来を受け、多くの忍たちが死闘を繰り広げていた。
ナルトを出産した直後、仮面の男によって九尾を体から抜かれた上に写輪眼の幻術で操られた九尾が里を壊滅状態に追いやってしまう。本来、人柱力は尾獣を抜かれると即死してしまうが、クシナはうずまき一族特有の強靭な生命力のお蔭で即死には至らなかった。
四代目火影・波風ミナトは九尾のチャクラを陰と陽に分け、そのうち陰のチャクラだけを自分の体内に封印し、残った陽のチャクラは生まれたばかりの息子の体内に封印している。
『なるたる』 貝塚ひろ子が受けた酷いいじめ。
『なるたる』は、鬼頭莫宏による日本の漫画。「月刊アフタヌーン」(講談社)1998年5月号から2003年12月号に連載された。単行本は全12巻。本作では、残酷な描写が多く見られるが、これは意識的ではなく、病んでいた当時の作者の精神状態が反映されたのかもしれないと語っている。
貝塚ひろ子(かいづか ひろこ) は、『なるたる』に登場するキャラクター。シイナのクラスメイトで親友。3つ編みが特徴的な女の子。毎回テストで好成績を収めるほど勉強がよく出来る。シイナの作るご飯が大好き。実は彼女も竜の子のリンク者。彼女の竜の子には具体的な名前はないが、目撃者からは「鬼」と呼ばれており、彼女の部屋のクローゼットにずっと隠してあった。
本来は明るい性格だったが、難関私立中学への合格を目指して父親からスパルタ教育を強いられており、またクラスメイトから陰湿ないじめを受けていたことから、明るさを抑圧されていた。やがてある出来事がきっかけで過酷な現実に耐え切れなくなり、竜の子を使って両親と自分をいじめていたクラスメイト達を惨殺した。
貝塚ひろ子は、いじめっ子四人組に拉致されて夜の学校へ連れていかれる。原作漫画『なるたる』第29話、最大の問題場面である試験管挿入(別名「てこ入れ」)。
アニメ『なるたる』第11話の「ミミズジュース」のシーンでは、当初は本田亜希の持っているビーカーに何が入っているのかはわからないようになっている。セリフも「特製ジュース」に変えられている。
本田亜希(ほんだ あき)は、『なるたる』に登場するキャラクター。ひろ子をいじめていたクラスメイトの一人。いじめっ子4人のリーダー格。兄が一人いる。実は彼女がひろ子にしていたいじめはすべてこの兄から手ほどきされたものであった。また、兄とはただの兄妹としての関係だけではなく性的な関係まで持っていたことを匂わせる描写がある。
『なるたる』第12話にて、三早が殺された数分後、アパートに乗り込んできた鬼によって兄は亜希の目の前で殺され、亜希も今までひろ子にしたのと同じ仕打ちを受けながら、最後は上半身と下半身で真っ二つにされた。アニメ版では、腹部を貫かれる形で死亡している。
『GUNSLINGER GIRL』 エルザ・ラウーロ組の心中事件

『GUNSLINGER GIRL』第9話 ラウーロ・エルザ組が二人とも殺害された事件の真相は心中事件だった。エルザ・デ・シーカ(エルザ)は、銃をラウーロに向けて発砲。直後に自分も眼球を撃ち抜いてその後を追った。
『GUNSLINGER GIRL』(ガンスリンガー・ガール)は、アスキー・メディアワークスの雑誌『月刊コミック電撃大王』に連載された、相田裕の漫画。または、これを原作とするテレビアニメ・ドラマCD・コンピュータゲーム作品。略称ガンスリ。イタリアを舞台に、「身体を改造した少女の殺し屋」を運用する対テロ機関「社会福祉公社」と、犯罪やテロによってイタリアを恐怖に陥れるテロリスト集団「五共和国派」との戦いを軸にしたガンアクション漫画。
エルザ事件は、ナタレの晩にローマ近郊の公園でラウーロ・エルザ組が二人とも殺害された事件。2人はテロリストの待ち伏せを受けて襲撃され、エルザは担当官のラウーロを庇い眼球を撃ち抜かれて絶命。同様にラウーロも頭を撃たれて死亡したという結論に至った。
実はエルザ、ラウーロが死んだのはテロリストが原因では無く、エルザがラウーロと共に無理心中を図ったというのが事の真相である。
エルザにとってはラウーロが全てだったが、彼からは単なる道具として扱われていた。その結果、永遠に手に入らないものを前に、本来有り得ないはずの義体による担当官の殺害という悲劇的な結末に至ってしまう。
ヘンリエッタ曰く「誰かを好きで好きでしょうがなくなって、それでも永遠に満たされないとわかってしまった果ての行動である」とのこと。条件付けで統制された筈の義体が担当官を撃ち殺したなどという真相を公にするわけにもいかず、「作戦二課にとっては戦闘外で義体を失うことそのものが一課からの言及を含めてマイナス要素である」として、「エルザ(義体)の実力不足が原因でテロリストに殺された」と報告することになった。
エルザ・デ・シーカ (Elsa de Sica)は、『GUNSLINGER GIRL』に登場するキャラクター。担当官はラウーロ。愛称はエルザ。思いつめる性格で、他の義体達とは一切交わろうとせず会話もほとんどなかった。これは素体時からの性格とのこと。寮の部屋も1人で使っていたが、自室の荷物は何も無く、私物はラウーロの写真ただ1枚だけだった。その一方で能力は高く、ラウーロ自身も優秀だったことから、フラテッロとしては非常に優れていた。
アニメでは彼女の死に至るまで経過が描かれた。ある任務でラウーロはエルザに独りで仕事をやらせるが、ラウーロは自分の自動車で待っているだけだった。ラウーロはエルザに任務完了の証拠写真を撮らせており、ラウーロは余ったフィルムを何気なく撮影して使い切ってしまう。そのときに偶然に写っていたラウーロの写真がエルザ唯一の私物で宝物となった。
自室で任務を確実に遂行するために銃を磨くのに余念がない所にヘンリエッタが訪ねたが、エルザは担当官への愛情が足りないとヘンリエッタを責めるだけだった。後日、ヘンリエッタと共に任務を行うが、自分らとは対称的なヘンリエッタとジョゼとの仲睦まじい会話を目にして激しく動揺する。ラウーロはエルザの動揺に関心を持たず、役立たずとしてエルザを任務から外してしまう。その直後のある晩、事件が起こる。
作戦から数日後の夜、エルザは現場の公園にラウーロを呼び出し、自分がラウーロから名前を貰った時の大切な思い出を語るが、ラウーロは全く興味を示さずに公社に帰ろうとする。そしてラウーロが背を向け歩き始めたその時、エルザは銃をラウーロに向けて発砲。直後に自分も眼球を撃ち抜いてその後を追った。
ミーティ(メイドインアビス)
ミーティとは、つくしあきひとによるファンタジー漫画「メイドインアビス」の登場キャラクター。ナナチと共に暮らす「成れ果て」。獣の形を崩した肉塊のような姿をしている。アニメでは11話から登場。元はナナチと同年代の少女だったが、六層の上昇負荷「人間性の喪失もしくは死」の「人間性の喪失」の方を浴びて人としての理性も姿も失ってしまった。
ミーティは、ナナチと共に上昇負荷を克服する実験の被験体にされ、ナナチの分まで六層の呪いを浴びた結果、生きたまま肉体が崩れる痛みを味わった末に理性を失った「成れ果て」と化した。実験の結果、不死能力を得てしまい、それに目を付けたボンドルドによって、何度も手足や臓器をすり潰されて再生具合を観察されるなど、実験道具として扱われることになる。
人間性を喪失し人ではなくなった姿を「成れ果て」と呼び、探窟家の間では異形の姿に変化してしまった人間は連れて帰らずに殺す方が本人や家族の幸せだと考えられていました。その為、第六層からの帰還は絶望的で、第五層までが実質的な活動範囲だと考えられていました。
復活し続ける不死身の身体…成れ果てになったミーティに対する苛烈を極める残虐な人体実験。見るに堪えかねたナナチはミーティを連れてボンドルドの元から逃亡。その後はナナチと共に四層にこしらえた隠れ家で暮らしていた。
後に現れたレグにミーティを殺せる可能性を見出したナナチは、彼にその殺害を乞う。
そしてレグの火葬砲によって永遠の眠りにつくのだった。
矢吹丈(ジョー)とホセ・メンドーサの死闘
『あしたのジョー』 は高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや画による日本の漫画作品。ボクシングをテーマにしたスポーツ漫画である。講談社の『週刊少年マガジン』に、1968年(昭和43年)1月1日号(発売日は1967年(昭和42年)12月15日)から1973年(昭和48年)5月13日号にかけて連載された。
テレビアニメ「あしたのジョー2」は、1980年(昭和55年)10月13日〜1981年(昭和56年)8月31日、毎週月曜日19時〜19時30分にて、日本テレビ系で放映された(全47話)。日本テレビ系アニメとして初めて全話ステレオ放送された作品である。
【動画】矢吹丈 vs ホセ・メンドーサ ダイジェスト
ライバル・力石徹の死後、ボクシングに対する苦悩の末、強敵カーロスとのスパーリングで顔面を打てないという後遺症を乗り越えて復帰を果たし、本格的にボクシングの道へと足を踏み入れることとなったジョーは、金竜飛やハリマオとの対戦を経て遂に、世界チャンピオンの座を賭け最強のボクサー・ホセとの闘いに挑んだ。
しかし、パンチドランカーに冒されていたジョーは、善戦むなしく判定負けを喫し敗れ去る。試合後、ジョーはグローブを葉子に渡した。灰のように真っ白に燃え尽きたジョー。しかし、その顔には満足げな微笑みがあった。
ぶすぶすとそこらにある、見てくれだけの不完全燃焼とは訳が違う。ほんの瞬間にせよ、眩しい程に真っ赤に燃え上がるんだ。そしてあとには 真っ白な灰だけが残る・・・。
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